初めて会った人から笑いを取る時は、知っている人から笑いを取る時と状況が異なります。
その点を意識するとより、笑いを取りやすくなるでしょう。
よくあるミスは、いつも通りに笑いを取ろうとしたら、スベって「あれ?この間ウケたのに…」というような状況になることです。
相手が自分のことを知らないということを意識する
普段、自分が笑いを取っている時は、周りの人があなたのキャラクター、性格などを知っています。しかし、初めて会った人は、あなたについて何も知りません。つまり、あなたのキャラクターを利用した笑いは、初対面の人には利用できません。
例えば、普段、飲み会なのですぐに裸になるサラリーマンがいるとします。彼が同僚と初めての客先に行った時に「すぐ裸になる芸人は、嫌いですね。」と言ったとしたら、同僚には普段とのギャップがありますが、客先にはいたって普通の話です。
逆に言うと、普段から自分の取った笑いは、どう笑いになったのか? フリは何になっているのか? を意識すると、初対面では何を言っていけないということがわかるでしょう。
笑って良いということを伝える
初めて会った人が面白いことを言っても、笑わないようにすることはありませんか?
例えば、電車で知らない人が面白いことを言っていても笑いを我慢するとか、怖い体育の先生がマヌケな失敗したけど、笑いを堪えるとか。
笑う側には、笑うと失礼という意識がある場合があります。怖そうな人の場合、笑ったら怒られるのではないか? と思って笑わない場合があります。
つまり、笑ってもいいというメッセージを聞く側に伝えないと、いくら面白くても笑ってくれない場合があるのです。
「笑いをとる前に、笑ってもらえる環境を作る」、これかなり重要です。
それをするためのテクニックは、言葉を使わない方法や、自分を知っている人を使う方法などありますが、詳しい話はまた別の機会に。
リスクの高い笑いを使わない
例えば、毒を使うのは、避けた方がいいです。
相手が、何が嫌いで、何に所属しているのかなんてわからないのですから。例えば、商品を毒づいたら、その商品を販売している会社の人だったというようなことがありうるからです。
初めての人から笑いを取る場合は、あるあるネタとか、自分の失敗談など無難な笑いを使うことを心がけた方がいいと思います。
最後に
初めての人から笑いを取るのは、使える笑いの技術も少なくなり、フリに時間がかかるので、知っている人から笑いを取るのより難しくなります。いかに短い時間に、沢山利用できるフリを作るなど、環境を作ることができるかが、笑いを取る人の技術かと思います。
芸人を目指す方へ
学校や家族など知っている人から笑いを取ることと、あなたを全く知らない、様々な笑いの嗜好を持つ、様々な人々から笑いを取ることの間には、大きなギャップがあります。
初めて舞台に立つ時に、そのあたりの壁にぶつかることがありますが、上記のようなことを再度意識すると何かが見えてくるかも知れません。
