1月 05

ツッコミ役の技術レベル

ツッコミ役の技術レベルを10段階にわけてみました。
これは、自分のツッコミのレベルがどの段階にあるのか? そして、次にどのようなことができるようになればいいのか? をより明確に理解するために非常に有効です。(特に、弊社の場合ツッコミの教育において)

一般の人にとって、「ツッコミができる人」=「ボケにつっこめる人」くらいの感覚なことが多いですが、ツッコミには非常に色々な技術がありますし、プロのツッコミ役は非常に高度なツッコミができます。
技術的にレベルの高いツッコミ役というのは、プロの中だけでしか評価されないことが多いです。世間的に評価されない状況だと思うので、プロ視点でのツッコミのレベルを書いてみました。大体のプロは、このような感じでツッコミ役のレベルを見ていると思います。

以下、レベル0~10までのツッコミ役の技術レベルです。

Level 0

ツッコミが全くできないレベル。

  • まず、ボケに気づかない。そのまま流してしまう。
  • ボケに気づくが、ツッコミのセリフが浮かばない。
  • ツッコミのセリフが浮かぶが、タイミング良く言えない。
  • ツッコミのセリフを言えたが、ニュアンスや強弱など表現が間違っている。

Level 1

簡単なツッコミはできる。一般の人の思うツッコミができるというレベル。

  • わかりやすいボケにはつっこめる。
  • つっこめるが、簡単なボキャブラリーのみ。(なんでだよ!など簡単なツッコミのセリフを多く使う。ボケのセリフを利用してツッコミをしたり、そのまんまツッコミをしたり。)

Level 2

ちょっと変化のあるツッコミができるレベル。その状況に最適なツッコミができる。

  • 敬語でつっこめる。
  • 強弱を使いわけてツッコミができる。
  • 感情を使いわけてツッコミができる。(いつも怒っているニュアンスじゃない等)

一般の人ができるツッコミは、大体このレベルまでです。


Level 3

  • ボキャブラリーが多い。(同じツッコミのセリフが出てくるのは、50-100回に1回位。)
  • うまい例えツッコミをして笑いが取れる。
  • ツッコミで膨らましたり、広げたりして2,3つの笑いが取れる。(おかずを入れると言われることも。)

Level 4

  • ボケ以外の感情や状況にも、つっこめる。
  • 感情表現でツッコミができる。

Level 5

どんなボケや変な人が来ても、ツッコミのセリフで困ることがない。


ここまでは、プロのツッコミ役ならできて欲しいレベル。
意味不明なボケ、セリフにどうしていいかわからない、セリフが浮かばないというのは、プロとしてはキツイです。
周りからすると非常に困る(というか司会などを任せられない)ので、ちゃんと処理をするや笑いが取れるという段階までできなくても、最低限対応くらいはできて欲しいものです。

Level 6

  • ボケから2-3秒間をおいてつっこんでも笑いが取れる。

Level 7

  • 単純なノリツッコミができる。
  • 一人ツッコミができる。

Level 8

  • 誰もボケなくてもツッコミだけで笑いが取れる。
  • 独自の視点でツッコミをして笑いが取れる。

Level 9

どんな酷いボケであっても、フォローできる。
なおかつ、笑いが取れる。

Level 10

  • フリを使って、相手に笑いを取らせることができる。
  • フリとは何か?を理解し、ボケ(素人)を動かして笑いを取ることができる。

MCやレギュラー番組を持ちたい人は、Level 9位までができないとキツイんじゃないでしょうか。とはいえ、できる人はすごく限られていますが。

こういう視点を持てると、どの芸人のツッコミがどの位のレベルであるか? どの芸人がどの技術を使っているか? がみえるようになるのではないでしょうか?
そして、芸人の人は自分のツッコミがどのレベルかがわかるので、よりツッコミ役として何をすればいいかがわかるようになるかと思います。(今までのお笑い界では、そういう基準、試みはなかったので、少しは役に立つかと。)

こういう試みは多分世界初なので、分け方もかなり異論が出るかと思います。こうではないか?この技術は? これはもっとレベルが高いのでは? など反論、ご意見は大歓迎です。
僕の中でもまだしっくり来ない部分があるので、徐々に更新、変更していくことになると思います。

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5つのレスポンス “ツッコミ役の10段階の技術レベル”

  1. ひざげ さん曰く:

    個人的に、「ツッコミ役の資質」と「ツッコミの技術」という部分は明確に分けておく方がスッキリするんじゃないかと思います。

    資質には、フリの力、フォローの力、進行の力、空気を作る力、ツッコミ技術、ってな感じでしょうか。重複がありそうですが。
    あくまで、「ツッコミ”役”」のレベル。
    コレらをレーダーチャートみたいに出来れば、テレビに出てるツッコミ役の人達が主にどんな部分でどういう仕事をしているのか比較しやすいかと。

    フリやフォロー、その他を数値化するのは難しいでしょうけれど。
    分析すれば、どういうのが上手い(笑える)フリで、上手い(笑える)フォローなのかぐらいは見えてくると思います。
    「ごきげんよう」の小堺さんと、くりぃむしちゅーの上田さんを比べたら面白そうな気がします。全く逆になるような気がします。

    挙げた資質の中で、ツッコミ技術という事に絞って言えば、レベル分けで良いと思いますが。
    ただ結局は適材適所で、普通に突っ込んで笑いをとる事もあればノリツッコミをする事もあるわけですから、なんとも。
    極端な話し、抜群に上手い例えツッコミが出来るけど、ノリツッコミは普通ぐらいって人は居ると思います。また逆も然りで、そうなってくると起きてくる笑いも違ってくると思います。
    こうなると、ツッコミのレベルが云々って、なに?って話しに・・・。

    ですから技術も、どれぐらいのツッコミパターンを体得しているか?それぞれがどのぐらいの技術レベルにあるか?というのがツッコミ技術の評価基準になるべきじゃないかな、と思います。
    技術レベルって曖昧ですね。どれだけ自分のモノにして、効果的に使用しているか?でしょうかね。

    どうでしょう?結局の所、自分でもよくわかってませんが。

  2. puchiban さん曰く:

    す、すばらしい。レベルの高いコメントありがとうございます。

    技術ごとにレーダーチャートを作ったら、どの技術が優れている人が、バラエティでどんなポジションを取っているか?というのがわかりやすいかも知れませんね。

    確かにレベルで分けるっていうことをやっていて、ノリツッコミはできるけど、拾うのは不得意など、各技術でできる、できないが細かく分かれるなぁとは思ったので、それはそれでやりたいですね。

    >「ごきげんよう」の小堺さんと、くりぃむしちゅーの上田さんを比べたら面白そうな気がします。全く逆になるような気がします。

    これは面白いですね。日経エンタの記事で、ボキャブラ天国のバカ知みたいなグラフでの配置をやりそうな感じですよね。個人的な意見で色々とわかれそうですが、みんなで勝手に配置できるようなものがあったら楽しそうです。
    プロの視点と、一般の人の視点はあまりに違うので、その違いとかわかって面白そうです。

    各技術の技術の深さは、確かにもうちょっとつめた方がよくって、例えば前の勉強会で言ったようにノリツッコミは3つの段階に分けましたが、そのような作業も必要ですよね。

    あと、ひざげさんは無意識に理解しているとは思いますが、このレベル分けは、主にトークの話というのもあって、ネタの場合というのは別にした方がいいかも知れませんし。

    ツッコミの人のレベルと、ツッコミという行為のレベルは分けた方がいいですね。ただ、まだあまり頭の中ではっきりとしてなかったりするので、このようなフィードバックを受けながら徐々に作っていければと思います。

  3. 通りすがり さん曰く:

    レベル4までは素人でも出来る人いますけど

  4. puchiban さん曰く:

    >レベル4までは素人でも出来る人いますけど

    いるかも知れないとは思いますが、ほとんどいないですよね。
    それを言ったら、素人でもレベル7までできる人だっているでしょうし。

    僕の感覚だと、素人の80-95%位は、レベル2位までですね。
    他の人の感覚では違う場合があるでしょう。

    自分の感覚ではどの位か?というコメント歓迎。

  5. puchiban さん曰く:

    今更、ひざげさんのコメントを読み返して、この記事の分け方が違っているような気がしてきた。

    ひざげさんの言うとおり、ツッコミ役の能力をジャンルに分けてそこでレベル分けするべきかも知れませんね。

    この記事は、ツッコミ役のツッコミの技術を書くべきで、フォローの技術とか、フリの技術の話を混ぜるべきじゃなく、それぞれにレベル分けすると。また時間がある時に、この記事も修正し、フォローの技術、フリの技術の記事も書こうかなと思います。

    まずは、ジャンル分けをちゃんとしないとですね。

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