最近、プレゼンや講義で笑いを取りたいというお話を頂くので、お笑いで利用されるリスクヘッジの手法をまとめてみました。
詳しくは以下へ。
リスクヘッジとは?
お笑い業界でリスクヘッジと言い出したのは、多分僕が初めてだと思うので、リスクヘッジの説明からします。(リスクヘッジという言葉を利用するのは、それを使うことでよりわかりやすく、より使いやすい形で笑いの技術をみなさんに使ってもらうためです。)
簡単に言うとリスク回避という意味です。経営とか金融でよく使われる言葉、考え方です。リスクを如何にコントロールできるか、しているか?でお笑いのレベルがわかります。
僕の見ている感じですと、芸暦2-3年以下の人はあまりリスクコントロールができない人が多いので、技術がないなぁと感じてしまいます。本来なら芸人がはじめの方に学ぶべき技術かと思いますが、現状の芸人養成所ですとそういう教育をしているところは、多分ないと思います。
プロの笑いの作り方
お笑い芸人でなくても、お笑いを作る人は必ずこのリスクヘッジの手法がわかっていないと、システム的に笑いを作ることはできないですし、笑いが取れないという状況がそのままになってしまいます。そういう人は、プロとは呼べないでしょう。逆に言えば、この点をちゃんと見れば、その人がプロなのかどうか?の判定にも使えます。
お笑いにおけるリスク
笑いをやっていると、色々な失敗が起きることがあります。まずは、リスク(失敗)のリストアップから。
- セリフを忘れる
- 噛む
- すべる
- 相手を怒らせる
お笑いにおける fail safe(フェイル・セイフ) という考え方
fail safeは、主にコンピュータ業界での考え方で、それをお笑いやプレゼン、講義のようなものに応用した考え方です。言葉の意味は以下の通りです。
フェイルセーフ(fail safe)は、なんらかの装置、システムにおいて、誤操作、誤動作による障害が発生した場合、常に安全側に制御すること。またはそうなるような設計手法で信頼性設計のひとつ。これは装置やシステムは必ず故障する、あるいはユーザは必ず誤操作をするということを前提にしたものである。
つまり、お笑いにおいても必ず上記のような失敗はするので、前もって失敗しても大丈夫なように設計しておくことが大切という考え方です。経験の少ない人は、問題が起きると困ってあたふたするのですが、この手法ができる人は困りませんし、レベルが高くなるとむしろ失敗を笑いにすることができます。
すべることへのリスクヘッジ手法
- 笑いのパターンの分散
- ツッコミとフォロー
前者が、リスクヘッジの手法で、後者がリスクヘッジの手法の中のfail safe(フェイルセーフ)の手法です。
両方の細かいやり方については、笑いを取るときの形(人の形)やネタなのかトークなのかによって変わり、長くなるのでまとめとしてまず2点あげておき、また詳しく書きたいと思います。
ネタについてのすべらないための手法は、以下を参考にどうぞ。
スベらないための「笑いのリスク管理」とは?
弊社で生徒さんに教える場合は、スキーの講習のように、まずはちゃんと怪我をしないようにコケ方を教えることをします。つまり、すべることを前提にすべっても大怪我をしないようになってもらってから、笑いを取る方法を教えています。
僕はこれが正しいと思っていますしそうするべきと思っていますが、日本ではそういうお笑いの教育をしているところはない、そういう教育を受けた芸人もいないと思います。(いたら教えて下さい。) もちろん、ある程度以上のプロはこのようなことはできるのですけども、敵を作る行為とはいえ、この位はみなさん隠さず教えてもいいんではないかと思う次第です。
セリフを忘れた時のリスクヘッジ方法
セリフを忘れ対策の方法は、以下にまとめました。
お笑いにおけるセリフを忘れた、頭が真っ白になった場合の対策
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2009-2-6 (金曜日) 19:16
スベらないための「笑いのリスク管理」とは?
笑いと取る時にリスク管理をすることで、よりすべらないようにする方法
笑いを取る行為をしていると、どんな人であっても必ずスベることがあります。これを最小限に抑えるために、…
2009-4-25 (土曜日) 23:37
分かりやすい笑いを好む層ほど、すべることに対して
厳しい感じがします。
すべらないようにする技術が
お笑いを退化させてしまうことはないでしょうか?
リスク管理がなされていることを感じ取れる層の
観客ほど、リスクの高い笑いを求めていて
尚且つ、すべることに寛容な気がします。
管理人さんは
笑いのリスクヘッジをすることでのデメリットについては
どうお考えですか?
2009-4-26 (日曜日) 06:21
>分かりやすい笑いを好む層ほど、すべることに対して
>厳しい感じがします。
そういう感じは、あるかも知れません。
あまりよくわかっていないので、どのような状況でどんなことをしたら、どの位の笑いを取れるのか?がわからないからじゃないでしょうか。
>笑いのリスクヘッジをすることでのデメリットについては
>どうお考えですか?
これは、どういう場面でリスクヘッジするか?なので、どの場面でもリスクヘッジする必要はないと思います。
つまり、デメリットとして、いつでもリスクヘッジしていると、小さい笑いしか取れない・笑いの頻度が少ないなどが起きる場合が多いです。
だから、リスクをとって大きい笑いを取りに行く、自分の笑いを突き通すなども時には必要だと思います。
それをわかっている人は、今はわざとリスクをしょって笑いを取りにいったと理解して、その場面だったらしょうがないよねと、寛容なのではないでしょうか。
2009-6-1 (月曜日) 03:17
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