第6回お笑い勉強会「笑いの勉強方法」 開催内容  第7回お笑い勉強会「お笑い交流会」開催案内 
2月 27

R-1ぐらんぷり2009の感想や考察をいつものごとく、ネタを作るという視点で書いてみようと思います。

全体的な感想

僕が昔からバカリズムさんが好きということがあるというのもありますが、バカリズムさんが一番勉強になりました。

番組の作り方について

オンエアの時間

平日の夜に放送している件は、かなり視聴率も上がってきている&知名度も上がってきていて盛り上がってきているので、来年は休日にオンエアされると信じています。

序盤の空気

オンエアを見ていた感じだけで言いますけど、多分、笑いを取る前説の人っていなかったですよね? 立ち上がりが、ものすごく変な空気になっていたので気になりました。素人の採点者がいる時には、特に前説で空気をあっためておいた方がいいと思うのは僕だけでしょうか?

優勝者発表の予定調和的な感じ

決勝戦があった方がいいかな? とやっぱり思ってしまいますね。なぜなら、最後の方に来た時に、あー、あの人が優勝するんだろうなという緊張感のなさ、優勝者発表の時の予定調和的な感じが、ちょっと誰が優勝するんだろう感というか、盛り上がらない感がありますね。
決勝戦を作らないなら、オンエアバトルのように全員の点数を最後に発表するとかもありかなぁと。
あと、途中途中の暫定一位の人と絡むあたりもなくてもいいかなぁと感じはありますね。

バカリズムさんのネタ

できるだけ、ネタバレしないように書いていますが、見ていない人は見てから読んだほうがいいと思います。
バカリズムさんの場合、結構いつもですが純粋に「すげぇー!」って思いました。
初めの笑いのところで、どかーんと来たのが、すごかったですね。
僕は見ながら思ったのは、「都道府県」が軸でそれをいじっていくというネタだと見ていたので、「持つ」を途中で変えてくると思って見ていました。通常、「持つ」で攻めてきたら、見ている方は「次も持ち方で落として来るな」と想像するので、そこをずらしてくるものです。笑いのリスクヘッジ的な意味でも、ずらしてくるのが、通常な考え方かと思います。
なので、僕としては「乗る」とか、「担ぐ」という形で攻めてくると想像していたのだけども、「持つ」だけで攻めたのは、超意外でした。それは、わざとなのか、そこにこだわったのかが、ちょっと気になっています。
で、「持つ」だけで攻めて、それを発展させてまた戻して「持つ」に戻ってくるという形でしたが、取っ手とかは全く予想できませんでした。結構あのパターンだと、どんどん発展させるパターンをやってしまいがちですが、「持つ」だけで通したというのは、むしろすごいのだと思います。

全然関係ないですけど、バカリズムさんが2人の時に、ラママで見た、仕事帰りのオヤジと、ゲームをしている少年のネタは、衝撃的でした。あのパターンも未だに他の人がやっているのを見たことないです。ただ、そのネタ、テレビで見たことないので、誰もわからない気がしますが。

あべこうじさんのネタ

あの、一人で何の道具も使わず、しゃべりだけで笑わせるという技術は、もっと評価されてもいいんじゃないでしょうか? 笑いのスタイルの中で一番難しいと思うのですけど。
道具を使っている人と純粋に笑えたか? だけで評価しちゃうと、しゃべりだけの人は、不利だと思うわけです。そのあたりを評価基準に入れて欲しいというのはすごくあります。(ちゃんとそこも考えて審査しているかも知れませんけど。) まぁ、笑いたいだけの人にとっては、関係ない話だとは思いますが、こういう芸人同士のガチンコなコンテストでは評価して欲しいなと。
または、「ピンのしゃべり」のコンテストをすればいいのかも知れませんけど。ただ、「ピンで、しゃべりだけで、羅列でない芸人」ってすごく少ない気がしますが。(つまり、それだけ難しいということでもあると思います。)

「道具を使うごとに減点」は、悪いアイディアかなぁ。フリップ・音響・小道具などは、減点してもいいと思うけども、まぁ一般の人には受け入れがたい考えかも知れませんね。M-1に関しては、松本人志さんが道具の使用を禁止にした方がいいんじゃないかと発言されたらしいですけど。

ネタは、初めのひざのところは、わざとなのかちょっと気になりました。ネタは、落とし方とか、繋げ方が、かなり特殊な方で天丼(と言っていいのか?)の仕方とか、しゃべりの技術で笑わせているところが非常に勉強になります。
空気の作り方というか、コントロールの仕方(ひっぱったり、引き離したり)の技術がものすごいと思います。わざと面白くないこと(マスクメロン)を言って、「あ、はい。」で繋げていくのは、非常に興味深いです。

COWCOW山田與志さんのネタ

ずれていくパターンのネタです。
初めの格好が後半ほとんど意味がないという。ほとんどお客さんより、フリップを見ている(顔が見えない)というのも珍しいです。フリップを3つに分けるというも見たことがなかった気がします。
ネタとは関係ないですけど、マンガのキャラが出てきたので、権利関係は大丈夫なのかが気になりました。

中山功太さんのネタ

「あるあるネタ」だって言っている人がいてびっくりしたのですけど、結構多いみたいで、僕はあるあるネタじゃないと思うのですけども。
確かにセリフの方は、以前聞いたことあるフレーズという意味であるあるネタかもしれません。初めの方は、純粋なあるあるネタっぽいですが、その後「先ツッコミ」の要素が含まれているから、今までの笑いと違うのだと思います。つまり、「あるあるネタ」+「先ツッコミ」。ビルゲイツとかは、「大喜利」に近いですし、忍者がよく言っていたであろう一言は、「想像系」となっていたと思います、誰も忍者ではないので、あるあるとは思えないです。基本的に切り口重視ですし、パターンも違うものが出てきています。なんで、あるあるネタとか言っちゃうんでしょうねぇ。他のあるあるネタやっている人達と全然違いますよね。当人は、あるあるネタとは思ってないと思うのですけども、違うかなぁ。

ということで、笑いのパターンの中でも「何か」+「何か」をすると、今までと別なもの、新しいものになることがあります。例えば、ダジャレって寒いというのが半常識化していますが、「駄洒落」+「○○」にすると笑いが取れたりします。若手のネタでも結構ダジャレ的なものが使われていますが、別の要素を入れています。他にも例えば、さまぁ~ずの悲しいダジャレとかもダジャレの変形と考えられます。
古いとか、ありがちな笑いのパターンと思われているものも、何かと合わせると結構使える場合もあるので、掘り起こしてみるのも手かと思います。

#「先ツッコミ」って検索しても全然出てこないのですけど、これって芸人の人なら使っている言葉と思っていました。聞いたことあるか、ないかをコメントにて教えて下さい。

最後に

バカリズムさんのネタは、新しい発想が一杯でいつも非常に勉強になります。例えば、以下のDVDはお薦めです。
バカリズム ライブ 「科学の進歩」 [DVD]

R-1 ぐらんぷり 2008のDVDも、ピンの方には良い勉強になるかと。
R-1 ぐらんぷり 2008 [DVD]

ブックマーク登録を忘れずに → add to hatena hatena.comment (2) add to del.icio.us (0) add to livedoor.clip (0) add to Yahoo!Bookmark (0) Total: 2

Trackback URL

2つのレスポンス “R-1ぐらんぷり2009から学ぶネタ作り”

  1. 三木田 さん曰く:

    「先ツッコミ」と「前フリ」の違いって何ですか?

  2. 森本ひでき さん曰く:

     中学生の時体を壊して、 今日まで3度の大手術・・(赤)     その間も、 その後にも・・、 肝炎、 膵炎、 悪性貧血等々と闘っていたんですけど・・、 接戦を繰り広げていたんですけど・・・・・・・(赤)     こんな僕にも、 何か恩返しが出来ればいいなと思って・・、 病気の皆さんの為に何か出来ればいいなと思って・・、 最初の大手術のすぐ後から・・、 自分なりにコツコツとお笑いのネタ作りとか・・、 一人芝居とか・・、 歌の勉強とか・・、 携帯で撮ったらピンボケしてしまうぐらい頑張っていて・・(赤)     こんなネタも作ってみたんですけど・・、 実際、 患者さん達の前でやる前に、 プロの方の感想とかアドバイスとか聞ければと思って・・・・・・・(赤)     もし良かったら、 患者さん達に喜んで頂けるように、 精一杯頑張りますので・・、 コメの方、 どうかよろしくお願いします・・・・・・・(赤)     ツッコミがいらないネタにしたつもりなんですけど・・、 ちゃんとなっているでしょうか???(汗)   あと、 フリ、 フリ、 オチ になってるでしょうか??(赤)

コメントを書く