11月 11

芸人社長です。
忘年会シーズンもそろそろということで、一発芸・一発ギャグを作る方法を書いていくシリーズ。まずは、一発芸・一発ギャグで笑いを取るという際に必要な知識を書き、その後、作り方を書いていきます。

まず知っておくべきこと

「一発ギャグ、一発芸で笑いを取りたい!」ということでご覧になっているかと思いますが、はじめに知っておくべきことは、「一発ギャグ・一発芸で笑いと取ろうとしない方がいい」ということです。これは非常に重要なので、まず知っておくべきことです。

なぜ一発芸、一発ギャグをやるべきではないか?

簡単に言うなら

  • フリがない、もしくは短く笑いを作りにくいから
  • すべりやすいから

ということです。

プロの芸人はどうしている?

プロの芸人、一流の芸人でも一発ギャグ・芸をやらない人が多いですよね。得意という人はほんのごくわずかです。
僕が養成所の作家コースの授業を受けていた時、テレビの企画を出すという宿題があり、生徒の中で「一発ギャグ」をやるという企画を出した人がいました。芸人かつ放送作家であった先生曰く、「芸人のことも考えろ!」と言われて怒られていました。

つまり、芸人でも一発ギャグで笑いを取ることは、相当難しいのです。

ここでこう思った人もいるでしょう。「イロモネア」は?
イロモネアという一発ギャグ・モノマネ等を行う番組に出てくる芸人でさえ、5人中3人を笑わせるのに何回も一発ギャグをしてようやくクリアーということが多いのは、ご存知かと思います。逆に言うと、プロの芸人でさえ60秒間に何回もギャグをやっても、なかなか笑いが取れないとも言えます。
出演している芸人さんが、ネタをやっている時はそんなことはあり得ない(ネタ中のボケはほぼ100%に近い形でウケる)はずですが、一発ギャグに関しては、ウケなくて当たり前位のものだと理解してもらえればよいかと思います。

なので、笑わせる方法としては、できるだけ一発ギャグ・一発芸をやらない、というのが正しい選択かと思います。

一発ギャグ・芸を避ける方法

一発ギャグ・一発芸を避けて、どうするのか?
宴会で一発芸をやれ!と言われたのであれば、笑いを取るという方向ではなく、純粋な芸をやる方向でいった方が、すべって悲しい思いをするより良いかと思います。例えば、手品をする、間接を変な方向に曲げる、体から変な音を出す、などなど。
宴会の席での「なんかやれ!」は、笑わせろ!という意味より、楽しませろ!の意味に近いと思うので、できるだけ「笑いを取る」という方向は避けましょう。

一発ギャグ・一発芸以外で笑いを取る方法

ショートコントなり、無茶なことをするなり、変な格好するなり別の方法は幾らでもあるので、できるだけ一瞬で笑いを取ろうとする一発ギャグ・一発芸は避けましょう。

どうしても一発ギャグ・一発芸をやらなきゃいけない場合

どうしても一発ギャグ・一発芸をやらなくてはいけない状況もあるかと思います。その場合の注意点を述べます。

ウケるための環境を作る

一発ギャグをする前に、ウケる環境を作ってからやりましょう。
決して、「一発ギャグをやります。」「面白いことやります。」というような状況の後にやらないようにしましょう。

詳しくは、以下のエントリーを参考になります。
「笑いのハードル」をコントロールする
笑いの環境分析フレームワークとは?概要編 (1/2)

すべる前提で、先にフォローを考えておく

ウケないのが当たり前の一発ギャグ・一発芸。先にフォローを考えておきましょう。
詳しくは、以下のエントリーが参考になります。
笑いにおけるリスクヘッジの手法 まとめ

ということで、まずは一発芸・一発ギャグに関する基礎知識を今回は、述べてきました。次は、ベクトル理論を使った一発ギャグの作り方や、ギャグのパターンから作る一発ギャグの作り方を書いていきます。

以下、現在唯一の一発ギャグの作り方が書かれた本です。

参考URL

痛いニュース(ノ∀`):飲み会で「モノマネしろ!」とムチャ振りをされた時の鉄板持ちネタ

関連する記事

ブックマーク登録を忘れずに → add to hatena hatena.comment (4) add to del.icio.us (0) add to livedoor.clip (1) add to Yahoo!Bookmark (0) Total: 5

Trackback URL

3つのレスポンス “一発芸、一発ギャグの作り方 (基礎知識編)”

  1. tacchan さん曰く:

    笑いは①分からせる部分と②落ち、想定外の展開の部分でできています。一発芸は②の部分がいきなり来るので危険です。ただ、モノマネ(人、動物、モノ、CM、ポスターなど)は、あらかじめ①が分かっているので、おすすめです。

  2. ユーモア、川柳、名言 さん曰く:

    「笑う脳」茂木健一郎

     ユーモアは意外性だが、茂木さんはこう書いている。 「難しい問題に取り組んでいる脳細胞は、ある種の臨戦態勢だ。緊張をギリギリまで高めている。ところが、ひらめきを得たその…

  3. mikakeru さん曰く:

    飲み会での笑いの話とまえおき。「何かおもしろいことやって」のあとに何かやるのは非常にキケンなのは感じておりました。明解な解説にスッキリしました。ただ、「何かおもしろいことやって」のあとにもやれるものも持ってはいたいとは思っております。

コメントを書く