最近、また舞台でネタをするようになった芸人社長です。
笑いの理解に関して、脳科学の研究は最近非常に重要になってきているなと感じています。
人を笑わせるという意味でも脳に関する知識は大切と思っています。僕個人は、男女の脳の違いの研究に基づいて、話し方、笑いの取り方を変えるというということをしています。(その話はまたの機会に書きます。)
脳とジョークの研究について詳しくは、以下よりどうぞ。
日本語訳をして下さった以下の記事から引用しております。
脳のユーモア回路 -笑いを理解する瞬間- | AUTHORITY SITE
以下、重要そうなところだけピックアップしてご紹介。
ノースカロライナ州ダーラムにあるデューク大学のカーリーワトソン (Karli Watson) 博士は次のように言います。「ユーモアは人間の直感的判断能力の賜物であるようだ。ユーモアとは二つの要素間のミスマッチに対する疑問に一瞬考え、少し遅れての理解である。」
ミスマッチを作り出すのが、ボケ。
少し遅れて理解するのを手助けするのが、ツッコミ。
と言えると思います。
面白いジョークに対しては、左後頭部神経の活動が活発になるというパターンが明らかになりました。逆に、頭部正面の神経活動はほとんど反応を示しませんでした。俗に左脳とも言う左後頭部の領域は通常、言語理解と心理的緊張に関係する部分とリンクしています。言語理解の部分で、ジョークの不一致を解決しようとしているのでしょう。
ここは、男女で違うのではないか? 同じだとすると、ジョークが男性よりなのではないか? と個人的には思います。研究の中身を見てみないと判断はできませんが。
ジョークで笑っている時に大脳辺縁系 (自律神経機能・情緒などをつかさどる部分) を検査をしたところ、ドーパミンが放出されていました。つまりこれは面白いジョークを聞くと、快の感情 (喜び) を感じる物質が出るということです。
やっぱり、笑いは快楽ってことですね。
また、ジョークを理解したときは快の感情だけでなく、脳の正面 (学習や意志決定に関係した部分) も活発になります。 これは人類と類人猿にしか存在しません。
これは興味深いですが、どういうことなんでしょうか。
一度言ったジョークを2度目に笑えないというのと関係があるかも知れません。
男女で脳の構造は同じですが、性別の違いによってユーモアセンスに違いがでるかどうかが研究対象になってきています。最近の脳に関する研究結果では男女でわずかにジョークに対する反応が少し違うようです。どちらも同じくらいの数だけジョークを笑いますが、女性は左前頭葉に男性よりも多くの反応を示しています。これは女性のほうが冗談を理解するために活発に脳を使っているということです。女性の方がユーモアを理解するのに時間がかかりますが、男性よりも笑いをより感じやすいということです。
「笑いに対する男女の脳の反応の仕方が違う。」というのは研究で明らかになっているようです。
なので、笑わせる側としてはこの違いを意識して笑いを変えるとより最適化された笑いができるということだと思います。
具体的にどう変えて笑わせるのか?も別の研究の記事を書いた時に書きたいと思います。
また、当然と言えば当然ですが、性格もユーモアに大きく関係しています。外交的で行動的な人がユーモアに対して脳の活動が活発です。しかし対照的に神経質な人は一般の人と比べドーパミンの分泌は少ないようです。「私たちがどうユーモアを処理するかは性格が重要であるかもしれない」とディーン・モブズは示唆しています。
「神経質な人は、笑わせにくい。」というのは実感としては、みなさんあると思いますが、実際にドーパミンの分泌が少ないということが、研究としてわかった。
では、どうやって神経質な人を笑わせるのか?
神経質でなくしてから笑いを取りにいくのか、ドーパミンの分泌を多くしてから笑いを取りに行くのか? こういう判断ができるようになったということでもあると。
最近の研究では、「何かを認識してそれが何かを確認している」時は、脳がフル回転していることがわかっています。「冗談の理解は直感的なように見えるかもしれないが、裏では脳が様々な計算をしている」
トークでは、笑わせる方はフル回転していたりしますが、聞く方もテレビなどではぼんやり聞いているようでフル回転しているということでしょうか。
実感、経験ベースで言えば、「頭がフル回転する状態でないと、人は笑わない。」ということは事実だと思います。
なので、笑わせる前にその状況を作るということが、笑える内容を言うことよりも重要だったりします。
この辺どうなのか?ちょっと気になります。
元記事(英語)は、こちらです。
Sign in to read: The comedy circuit: When your brain gets the joke – life – 01 February 2010 – New Scientist
その他、笑いに関する脳科学の研究をご存知でしたら、教えて頂ければ幸いです。
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