4月 17

プライベートでも気軽に仕事をすることを強要されさるのは、お笑い芸人という職業だけじゃないですかね。

Yahoo! Japanで、「お笑い芸人のブログに「笑い」は必須?」というアンケートをしています。

Yahoo!ニュース - 意識調査 - お笑い芸人のブログに「笑い」は必須?

ことの発端は、志村けんさんのブログのコメントに「カンニングの竹山さんが、ラジオで志村さんのブログはおもしろくないって言ってました」というようなことを書いたことから、志村さんが、笑いは芸で取りたいと書いたところから始まる。

ken’s blog:今晩わ 志村けん公式ブログ
ken’s blog:すいません 志村けん公式ブログ

ブログ、文字だけで笑いを取るって相当難しいんじゃないかな。実際、ブログで笑いを取って食べている人っていないでしょ? プロだったら、メリットよりデメリットの方が大きいような気がします。ブログは、仕事というより、趣味やファンサービスでやっている方が多いでしょうし。だから、ちょっとでも嫌な思いをしたら、ブログを閉鎖してしまう芸能人も多いですよね。

お笑い芸人なら必ず言われたことがあると思うのは、「何かおもしろいことやってよ。」ですよね。大抵の芸人は、嫌がります。または、イラっときます。でも、空気が悪くなるので、芸人は何も言わないでしょう。

嫌がる理由は、3つ

1. そもそも、仕事でもなし、お金も発生するわけでもなし、なんのメリットもないのに、あなたに命令され、なぜ笑わせなくちゃいけないのか?
2. フリの仕方も悪く、ハードルが上がっているから、むしろ笑わせづらい。
3. すべったら「面白くない」と言い出すのは目に見えている。または、わざとスベらせて、笑いたい。または、元々から笑わないつもりで、面白くないと言いたいのが見えている。

お笑い芸人なら、かなり共感するのではないでしょうか。

プロにタダで何かをさせるのは、単純に失礼

歌手も同じようなことがあると思いますが、それで食べている人に「歌ってよ」っていうのは失礼です。
他の職業にも置き換えましょう。大工さんに「大工できるなら、今度家の修理してよ。」プログラマに「プログラマなんだ。ちょっとうちのサイトのプログラム書いてよ。」 挙句に、「ちゃんと修理できてねーじゃん。」「何、このプログラム?バグってるじゃん。」
言われた側がどんな気持ちになるかは、想像できるかと思います。

単純に人を笑わせるのが好きな人でも、自分からやるならともかく、仕事でもないのに強要されて笑わせるのは嫌なのではないかと。

とある有名芸人さんが、キャバクラに行った時に「面白いことして下さ~い。」と言われたそうだが、「客を楽しませるのは、お前らだろ。」と。確かに。
プロ意識が強い人は、お金が発生しないと絶対に仕事をしない(つまり笑いを取らないとか、ネタをしない)というポリシーの人もいます。

プライベートでおもしろいことを言わない芸人は、すごく多いです。いや、正確には笑いを取る時と、そうでない時のスイッチがちゃんと分かれているので、笑いを取らない時は、おもしろいことなんて一言も言わないのが普通です。
わかりやすいのは、笑いを勉強する吉本の養成所でしょうか。厳しい世界なので絶対に笑いを取りにいってはいけない時間の方が圧倒的に多いです。

あと、恋人の前で、仕事の時のように笑い取る人は、ほぼいないでしょう。明石家さんまさんでさえ、あまりとらないと言ってましたし。でも、ちゃんとした理由は書けないですが、すごく当たり前な話です。

フリの問題

素人は、基本的にフリに関して知識がゼロなために、何をしたら笑いを取りにやすいのか? 何をしたら笑いを取りにくいのか? を理解していません。なので、ただ単純に、「おもしろいことをして!」と無邪気な気持ちで言ってきます。
ただ、そのフリは笑いを取るという観点から言うと最悪です。なので、これを言う人は、ど素人なんだなと判定されますし、どうせフォローもないのだなと予想できます。なので、笑いを取りに行くだけ無謀だろうと判断するのが正しいです。

詳しいフリの技術的な話は、長くなるのでまたの機会に書きます。

お笑い芸人にできること、できないこと

素人の欠点は、いつどのような時に笑いがとれるのか? どのような時には笑いが取れないのか? 芸人は、どこまでできて、どこまでができないのか? がわららないことです。

素人による芸人への要求 「芸人なんだから、どんな時でも笑いを取れるでしょ?」
医者で例えると、「あなた医者でしょ? 命を救うのが医者の仕事でしょ?」 医者の気持ち「いや私、皮膚科ですから。そんなことまではできません。」

芸人の仕事を、面白いことをすることだと単純に思っている人が多いです。
サッカーでいうなら、フォワード(シュートを打つ人)しかいないと思っている感じです。直接笑いを取っている人以外にも、色々な仕事をしている人もいます。(そもそも、誰が笑いを取ったのかの判定もちゃんとできない。) それぞれ役割や、得意分野があります。トークはできませんと言って、舞台でしか笑いを取らない芸人さんもいます。それもお笑い芸人です。

これからは、さらに芸人の仕事も専門化、細分化していくと思われます。テレビの笑いをする人あり、文章だけで笑わす人あり、ツッコミしかしない人あり、色々です。個人的には、フリのプロが少ないので、フリだけをするプロっていうのが出てきてもいいんじゃないかと思っていますが。

というわけで、いつでも・どこでも笑いを取るべきと思われがちなお笑い芸人ですが、お笑い芸人も普通の人と言えば、普通の人です。特にプライベートでは。

もしプライベートの芸人の笑いを見たいのであれば、その芸人が笑いをしやすい環境を作りましょう。基本的にいい人やサービス精神がある人が多いので、ちゃんとした環境を作れば、やってくれることも多いでしょう。


2月 05

お笑いって勉強するもんじゃない とは良く言われることです。

こういう文章を書いておいて、矛盾しているように感じるかも知れませんが、これはある意味正しいと言えます。

・文字ベースでの勉強を信じてはいけない。
・お笑いを頭で考えてはいけない。

これは、僕の実体験からも正しいと思います。

なぜなら、お笑いは実際にやることに意味がある。ので。

では、なんでこんな文章を書いているのか?

お笑いの理論も全く意味がないわけではないです。

例えば、スポーツの理論
野球の理論本ばかり読んで、野球を全くやったことがいというのは、なんの意味もないことでしょう。しかし、プロ野球選手が、今までの野球のセオリーや、身体・肉体に関する知識や、力学の理論などを学ぶことは多いに意味があるでしょう。

お笑いに置き換えると、お笑いの理論を知っていても、実践しない人には意味がありません。
現状の課題や問題がある人にとって、理論は実際にそれを利用しないにしても、大いに役に立つことでしょう。このサイトで言えば、より笑いの強度を上げたり、ウケる確率を上げたり、スベる確率を下げたりすることができるようになると。ただ実践していない人には意味がないです。

このブログを、とあるプロダクションの所属芸人さんに見てもらったところ、その人、その人に個性があるので、実際に舞台に立って色々やってみることが大切とのアドバイスを受けました。その通りだと思います。その人のキャラクターによっても変わることは多いでしょう。

僕自身も文字ベースのお笑い論に結構振り回されました。
例えば、「ボケたら、つっこめ」、「振られたら、こなせ」とか。これを正しいと思うかどうかは、実際にやってみないとわからないし、やっている個人によっても捕らえ方が変わるでしょう。

ということで、このブログを含め、お笑い論を鵜呑みにするのはやめた方がいい と思います。
自分でやってみて正しいかどうか、自分に合うかどうかを確かめながら、理論を利用していけばいいと思います。そして、自分独自の笑いや、笑いの取り方を作っていくのが良いのではないでしょうか。

僕程度の意見で役に立つかわかりませんが、笑いを作る人、微力ながら応援させて頂きます。


11月 08

以下、ブログのエントリーより
タモリに学ぶ会話術 - てきとうチャ日記

・相手の容姿の変化を敏感にみつけ会話にもっていく。

これの欠点:

・利用できるのが前に会った事ある人に限定される
・覚えていなきゃいけない
・下手すると「髪、切った?」「いや、切ってないけど。」となるので、ある程度、フォローができる力がない人にはきつい (逆に笑いはつくりやすいかな)

もっと、使いやすく書くと

・相手の変化を見つけ、その変化の理由を質問する

これの方がよりシンプルで使いやすいと思う。
なぜなら

・変化は容姿以外にも使える(精神的なものとか)
・前に会って、覚えて、覚えていて、利用 という時間が必要ない

例えば、会話の途中で、相手がちょっとだけ目を下におとしたとする。

「今、ちょっと下を見たけど、何か見つけた?」

とか、変化を見つけて、質問する。
もうちょっといって、おかしな質問をすれば、笑いの流れに行きやすい。

・「今、ちょっと下を見たけど、いまごろ俺の顔がきもくなった?」
・オフィスで話していて、「今、ちょっと下を見たけど、モグラでもいた?」

など。

・相手の変化を見つけ、その変化におかしなを質問する

で、笑いをとれるとまでは言いませんが、トークのベクトルを変化させられるかと思います。

・相手の持ってきたネタにちゃんと反応、質問。

これは、普通の人ならするような気がする。

・それでも話が途切れたときは

これは、どうだろう…

相手が番宣などいいたいことが終わったとき、もうこれ以上話題がない、そんな時タモリはどうするか。彼の体験した話、聴いた話から無理やりでも今まで話していたことにこじつけて「昔俺の友達にね・・・」などと自分のほうからネタを披露するのだ。

「無理やりでもこじつけて自分のネタを披露する」だと、トークができないのでネタやります。みたいな意味になっちゃって、トークのうまい人の説明じゃなくなっちゃうような気がするのですが。

・相手の話から連想ゲームのように今度はこちらの持ちネタを出してさらに時間を稼ぐ

時間を稼ぐって、ちょっと…

話が途切れた場合の対処方法を、以前に書いたのでこちらをどうぞ。
何を話していいかわからない時の対処方法

自分のネタを話す時のテクニックは、また別エントリーに書きます。

相手がお笑い芸人だと顔の不細工さをイジったり失敗談を会場、視聴者に向けて話したりするがこれは日常会話には活用できないので「タモリから学ぶ会話術」からは外させていただきました。

日常会話で使えないことはないでしょう。

リスクが高いので、ある程度力がない人がやるのはお勧めしませんけど、初対面の人にいきなり会ってすぐに毒づいて、笑いを取れる位の力を持てる方がすごいので、そういう能力をつける方向で考えた方がトーク力は上がると思います。

あと、話している人が3人いれば、1人ボケ役というか、いじられ役にすれば、日常でも十分使えると思う。

2人と3人、日常と舞台、だと笑いの取り方のフォーメーションというか、方向、形、テクニックが違うのはその通りで、それを意識してトークを組み立てるのが大切なのは確かなので、それについてもまた書こうと思います。


10月 19

一般の人がお笑いブームは、終わったと思ったいるかを知ることのできるYahoo! Japanで行われた意識調査です。一般の人がお笑いをどう思っているのかを知るのにいい資料となっています。

お笑いブームはすでに終了か

人気低迷を理由にテレビ朝日系のバラエティー番組「笑いの金メダル」が6月で打ち切りに。お笑いブームはいつまで続くと思う?

結果としては、約半分が「すでに終わっている」と回答。

リンク先のコメントを見ていただければわかると思いますが、コメントの意見は、基本的に滅茶苦茶な状態です。
原因は、「お笑いブーム」とは何か?どの状態がお笑いブームなのか、どの状態が終わったと言えるのか? にちゃんとした定義もなく、各人が各人の「これがお笑いだ」を元にコメントしているからと思います。

さらには、ブームという話題に関係ない、お笑い芸人に対する自分の意見が多いです。つまり、面白いとか、面白くないとか、芸がないとか…ブームとは関係ない意見が多いです。「今の芸人はおもしろくない、芸がない」という意見は、昔から聞きますし、これから先も言われるのでしょう。

お笑いブームってどういう状態のこと?

テレビでお笑い芸人が多く出てきている状況のことを指すのだと思います。
お笑いブーム - wikipedia

ここで言われているのは、お笑いブームというより、お笑い芸人ブームだと言うことです。
決して、ラジオでも舞台でもないですし、一般の人が笑いをとるというブームでもないですから。

ちなみに、NetaTenでは、一般の人がお笑いをするというブームを起こしたいと思っております。

結局のところ、どの時代でも芸人への不満はあると思います。飽きられてきたらブームは終わり、またいつかブームが来るのでしょう。