4月 08

ツッコミをする時にどの場所につっこむか?

ツッコミと言えば、頭を叩くというイメージが強いですが、叩く場所は色々あります。
バリエーションを増やした方が、色々な見せ方や笑いの取り方が増えます。

頭に

頭の一番上からやや後ろのあたりを叩くのが基本。いい音を出しつつも、痛くないように叩く。

肩に

右に相方がいる場合は、左手の手のひらで叩く。又は、右手の手の甲で叩く。
(もうええわ、いいかげんにしろなど、最後のセリフの時によく 使われる)
相方と近くにいる場合は、こっちで叩く方が叩きやすい。

おでこに

これも相方のいる方でない手で叩く。

ほっぺたに

平手で叩く。思いっきり叩くとそれだけで笑いが起きることが多い。

尻に

蹴りでつっこむ場合。ももに蹴るときもある。

手に

ひじの場合は、軽く突付くくらいでつっこむ。
相手が出している手の場合は、下にはたく。

全身に

勢いをつけて、ジャンピングキックをするなど。舞台全体を使って、見ていて気持ちいいし、吹っ飛ばされて笑いが起きることもある。

最後に

基本的にお笑い芸人向けの話です。
素人の人は、叩かない方がいいと思います。スピードや叩くタイミングや声とのタイミングが合うことはないでしょうし、叩かなくてはいけない場面は、日常ではほとんどありません。笑いの増幅もあまり期待できないのに、相手を怒らせるというリスクが高いだけです。どうしてもとか、うまくなりたいという場合以外に叩く理由はないかと思います。

お笑い芸人を目指す方に

お笑い芸人を目指している人でも叩くことには慎重になった方がいいと思います。一部の人の中では叩くのが古い、かっこ悪いとされているからです。
ただやらないにしても、基本なので色々なバリエーションを使い、叩けるようになっておくことは必要かと思います。


2月 08

ツッコミ役という職業には、色々な役割がありますが、具体的にはどのような能力が必要なのでしょうか? 漠然と「ツッコミをする能力」?

以下に7つあげてみました。

1. 空気を読む(お客、出演者、相方…)

繊細とも言えるお笑いにおいて一番大切とも言えるかもしれません。
今お客さんが何を求めているか?出演者が何を考えているのか?逆にどんなことを言ってはいけないのか?などを把握する能力です。

2. 常識的な見方ができる

ツッコミ役は、お客さんと同じ目線でものを見ることができない人にはできません。何が変で何が正しいのかがわからなければ、つっこむことができないからです。そして、つっこむことで聞く側にわかりやすく伝えられる能力も必要です。
いわゆる天然の人は、無理と言えるでしょう。

3. 他の人が気づかないところに早く気づく

誰もきづかないようなボケや自分独自の視点などでつっこむことができるかどうかが、つっこみにおけるセンスです。
これができるつっこみ役の人は、ボケがなくても笑いが取れます。

4. 余計なことを言わない

ツッコミというより芸人の基本とは思いますが、笑いに関係ない、つながらないようなセリフや、無駄なセリフを言わないということです。

5. 頭の回転が早い

これは、芸人一般にも言えると思いますが、フリートークの場合はどうしても必要になってきます。
ツッコミの仕事は、いっぱいあって、瞬時に判断をしながら、トークをしなければいけないからです。

6. つっこみ向きのキャラ

キャラというと「君はボケ・キャラだね。」と使うことが多いですが、あまり、「ツッコミ・キャラだね。」いうことはないように思います。
しかし、ツッコミ向きのキャラもあると言われています。
常識的そうであったり、まじめそうであったりする人だと思いますが、ともかく見た目からボケっぽい人は、ダメかと思います。

7. ビジュアル?

最近のツッコミ担当の人は、かっこいいと言われる人が増えて、ツッコミがかっこいいコンビが売れると言われたりすることがあります。かっこよさがツッコミに必要かどうかはわかりません。


12月 15

ツッコミがうまいか、下手かは、何につっこんでいるかを見るとよくわかります。

素人や初心者は、ボケた時にしかつっこみません。うまい人は、様々なものにつっこみを入れ、笑いを作ることができます。

ツッコミがうまくなるにつれ、様々な状況で、色々なものにつっこめるようになります。もっとうまくなると、ボケがなくてもツッコミだけで笑いが取れるようになっていきます。

ボケていない素人につっこみを入れて笑いを取っている芸人さんが何人か思い浮かぶでしょうか?

何に対してつっこむか?このつっこむ対象が多いほど、ツッコミのバリエーションも増えます。
また、ツッコミ役をしていると、ボケに対してのツッコミの言葉に困ることがあるかと思いますが、以下のどれかで、乗り越えましょう。

・ボケ

誰もがするツッコミなので、説明することもないかと思いますが、間違ったことや、おかしなことにツッコミを入れます。

・人の外見(服装や顔など)

MCなどしているとやはりこれは必須です。ボケの人もします。
いじりに近いですが、基本ですし、笑いも起きやすく、そこから広がることも多いです。
うまく例えたり、見立てたりするのが、よく使われるテクニックです。
これは、反射神経とセンスが必要なので日ごろから鍛えておきましょう。

一瞬で見た人がおかしいと思うような外見でなければ、早く言う必要の ない場合が多いです。じっくりいい例えを考えるのも手です。

・状況

現在置かれている状況や環境につっこみます。
例えば、「貧乏なのに?」「年下だろ!」「初めて会った時にそれを 言ったのかよ!」のようなツッコミです。
相手は普通に会話しているのに、つっこむことにより笑いが起きることが多く、ツッコミが笑いを作ったと言えます。

・感情

対象の人が考えていることや、精神的状況に対してつっこみます。

お客さんからすると、フリがないので予想できないツッコミになることが多いですし、ツッコミが作った笑いになります。
これができるとワンランク上のツッコミと見られることでしょう。

・周りの景色(色など)

これは、さまぁ~ず三村さんが言っていたことですが、つっこみに困ったら見えた色につっこめ!とのことです。個人的には半分ボケのように思いますが、困った時には色が回りにないことはないでしょうからいいでしょう。
色だけでなく、形や大きさなど他のバリエーションもあった方がいいかもしれません。

・自分のボケ

いわゆる一人ツッコミ
処理しづらいボケをされた時は、のりツッコミを使う人が多いです。
相手のボケに普通にのりツッコミしても笑いにならなそうだったら、のっている間に自分でボケて、そっちにつっこめるといいです。かなり短い間に一人で判断し、ボケを考え、なおかつ、それに的確につっこまなくてはいけないので、かなり難しくできる人は稀だと思います。


11月 23

ツッコミの種類を8つあげました。

ツッコミといっても世間的に認知のあるのは、ボケにつっこむものと、のりつっこみくらいじゃないでしょうか?

6番までは、わかりやすいように「漫才入門百科」(弘文出版)相羽秋夫氏のツッコミの分類の名前にわざと合わせました。

1. 普通ツッコミ
なんでやねんに代表されるボケに対する一般的なツッコミ。

2. のりツッコミ
相手のボケにのった後、つっこむという方法。
1. ボケに乗った後、相手のボケにつっこむパターン
2. ボケに乗った後、自分がのっている時にボケて、自分のボケにつっこむパターン

  などがあります。
関西の人は、のりつっこみをよくするそうですが、その他の地域ではそうでもないようです。僕は関東出身ですが、関東の人が通常の会話でのりツッコミをしているは見たことがありません。

3. ボケツッコミ
ツッコミつつ、ボケるという方法。主にツッコミ担当がする。
逆につっこんでから、ボケるという方法もある。

4. 引きツッコミ(すかし)
ボケを流したり、つっこむべきところで、つっこまないなどの方法。
ボケが寒かった時などに使われます。

5. しぐさツッコミ
言葉でなく、仕草でつっこむ方法。
目や、顔、動きなどで表現します。

6. 一人ツッコミ
一人でボケて、一人でつっこむこと。
ピンの人でやる人が多い。
ボケけた時、誰もつっこまないという状況はよくあると思いますが、 その時などに必要です。
明石家さんまさんがよくやっています。

7. 例えツッコミ
何かに例えてつっこむこと。見立てとも言います。
「おまえは、猿か!」などのように、そのまま言うのではなく、違う物で例えます。
ボケ担当の人もよく見立てなどをします。
例えや見立ては、ツッコミでなく、ボケだと言う人もいます。

8. メタツッコミ
作られた状況の外の視点からつっこむ方法。
メタフィクション的なツッコミということでしょうか。
コントなどの世界観と関係ないところにつっこんだり、役に入っている人に、素のキャラのことでつっこんだりする。
漫才中のコントで、コントの役のままつっこむ場合と、素の自分としてつっこむ場合があるが、メタツッコミは後者である。

他にも、冷静ツッコミとか、蹴りツッコミとか聞いたことがありますが、他でも使われているか知りません。

みなさんは、上記のどれくらいを使って笑いを作っていますでしょうか? 

追記:
「つっこみボケ」というのもあるんじゃないかというご意見を頂きました。
ボケツッコミの逆で、ツッコミ自体がボケとして成立しているもののことです。

あと、僕が最近若手の中できていると思っているツッコミは、南海キャンディーズの山里さんや、キングオブコメディの高橋さんがやっている、ボケの後ワンテンポ置いて、聞き手にツッコミを想像させてから、そこからずれたツッコミをするツッコミです。名前はまだない。

あと、細かいことを言うと、わざと時間をずらしてつっこむ、時間差ツッコミとかもあるかな。


8月 07

お笑いの基本中の基本でもある三段落ちは、なぜ三段なのか考えたことはありますでしょうか?

三段目に落とすということは、みなさんご存知かと思いますが、基本的な理論なのでしっかり理解していないと、ボケでもツッコミでも大きな失敗をしたり、笑いの質を保てなかったりします。

考えたことがなかった人は、ちょっと考えてみて下さい。

ヒント
二段なくてはいけない理由は?
正直、一段目でフリをして、二段目でボケれば成立するんじゃないか?と思いませんか?

答え
基本的な考え方としては、1つ目も、2つ目もフリです。

では、なぜ一段ではいけないのか?
簡単に言うとフリが弱いということです。もうちょっと言うと聞き手の想像の方向が定まらないからです。

初心者のありがちなミスとして、二段目で笑いを取りにいったり、おかしなことを言ってしまうということを良く見かけますが、セオリーとしては間違いです。

イメージしやすい形で言うとベクトルです。
一段だけでは、点でしかありません。この点だけを聞き手に提示しても聞いている方は、点でしかイメージできていません。次で落ちを言っても笑いを取れるかも知れませんが、笑いは小さいはずです。
二段目の役割としては、また点を作ることで、点をベクトルに変えることです。ちゃんとした方向を示さなくてはいけません。つまり、一段目と方向が異なることを二段目に持ってくると、笑いも小さいはずです。

さて、なぜベクトルを作るのでしょうか?

これを理解しているか、していないかは、素人とプロの笑いの違いがすごく良く出るところです。ここをちゃんと抑えておくとより質の高い笑いを作れます。

なぜベクトルを作るのか?答えは簡単です。
聞き手が想像しているものを裏切ることで笑いをとることが三段落ち、いや、お笑いの基本です。
なぜなら、ベクトルを急激に変えることで笑いを作っているからです。

ということは、どうすればより高い質の笑いを作ることができるかは、わかるかと思います。

つまり、一段、二段でベクトルを作り、できるだけベクトルの強さ(長さ)を大きくすると、全く同じ落ちでも笑いが大きくなります。これを意図的にすることで、より落差をつけて、その分、より大きな笑いを作ることができるようになるわけです。

なので、プロは、トークでもネタでも、形は違えどこの形で笑いを取っているはずです。

というより、これをしてないと「何やってんだ、こいつ」となります。
例えば、MCをしていて、話を順に振る場合、大ボケのキャラから話を振るツッコミなんていませんよね。
逆にボケ役でも、一番初めに話を振られて、後に続きにくいボケなんてしちゃうと、「こいつ笑いをわかってねー。」となりますので、お気をつけて。

笑いをやっている人には、非常に基本的な話ですが、できてない人もよく見かけます。ネタを作るにも、トークをするにも必ず必要な技術なので、完璧に抑えましょう。

三段落ちを鍛えたい方は、NetaTenで、三段落ちの企画をやってますので、参加してみてはどうでしょうか?


7月 28

コントでよくある初歩的な間違いツッコミである、初見ツッコミについて

早速ですが、以下のコントでのツッコミの間違いを指摘して下さい。

ツッコミは、コンビニ店員の衣装を着ている。

ボケ「あ、コンビニか。ジュースでも買うか。ウィーン。(自動ドアが開く)」
ツッコミ「いらっしゃいませー。」
ボケ「すみません、レギュラー満タンで。」
ツッコミ「ガソリンスタンドじゃねーよ。」

そもそも初めにそういボケをしてはいけないとか、ボケの質とか、おもしろいとかおもしろくない等はさておいて、一番最後の行が初見ツッコミです。
さてどこに問題があるかわかりましたでしょうか?

ヒント

ボケとツッコミだけ見ると問題なさそうです。
もし、これがショートコントならあまり問題ないかと思います。
もし、これを漫才にしたり、漫才コントにしても問題ないかと思います。

問題になるのは、この後にまだコントが続く場合です。
非常に基本的なことなんですが、気づかないとこの後全部がすべることになります。

模範的な回答を下に書きます。
わかったと思った時点で以下に読み進んで下さい。
模範解答と違った場合は、コメントを残していだけると嬉しいです。

正解なツッコミ
模範例) 「えっ?」という驚く芝居
模範例) 「変なのが来た」と独り言の芝居

理由
これをちゃんと説明するのが難しいですね。

初めて会う人という設定のはずなのに、初めて会う人には絶対しない行動、発言をする
 ↓
初めて会った人ではないというコントの設定になる
 ↓
リアリティがなくなる
 ↓
どんなボケをしても当たり前になる(よくダメだしで言われる、なんでもアリの設定やボケ)

芸風にもよることがありますが、正統派のコントでこういうツッコミをしている人はいないはずです。

非常に参考になるのは、インパルスさんでしょうか。具体的に覚えてはいませんが、一番初めのボケにそういうツッコミはしてないはずです。初めは驚き、2回目位も驚くがちょっと反応、徐々にキレていきつつ、強いツッコミをしていると思います。

すごく基本的なところなんですが、ありがちなミスですし、ここをおさえていないと、全部すべるので気をつけたいところです。

おかしかったら指摘して下さい。


7月 07

ツッコミ役の仕事はたくさんありますが、思いつく限りを書きます。お笑いに詳しくない人には、ツッコミ役の仕事はツッコミだけと思われがちです。しかし、実際に笑いを作る場面では、ツッコミ役は色々な役割を期待されていますし、直接笑いを取る以外の様々な仕事をしています。これを知ることで、チームプレーとしての笑いの作り方や、テレビでの芸人の動き、発言の意味がより理解できるようになるでしょう。芸人を目指している人でも、ボケにつっこむことしかしない、または、それをするのが仕事と思っているツッコミ役の人がいますが、より笑いを作りやすく、ボケ役がボケやすい環境を作れるようになれると、より質の高い笑いを提供できると思います。

ボケにつっこむ

ボケ(常識から見て、おかしいこと、ずれていることなど)を指摘する、訂正することと言われます。このとらえ方だけだと、ツッコミはうまくなりません。正確には、指摘することで見ている人に、そのボケ(間違い)を伝えるためにつっこみます。当たり前のように聞こえますが、この違いをよく理解していない人がかなり多いです。これを知らない人は、つっこむターゲットと、笑いを取るターゲットをよく理解せず、つっこむことになります。
ボケ役がわかりづらいボケをして伝わっていないと思った時に、意味を伝えることもあります。(通訳するなどと言われるが、どちらかというとフォローに近いでしょうか。)

振る(ネタフリ)

ネタを振ったり、話題を振ったりと前準備をする行為を指します。

  • ボケに持っていくためのフリ(伏線をはる、ボケのきっかけを作るなど)
  • ボケをより強くするためのフリ(確認、追い込むなど)
  • 素人でもボケられるフリ

などが主なものと思います。
かなりうまい人は、どう答えても笑いになるフリ(質問)をして、相手に笑いを取らせたり、答えにつっこんで笑いをとることができます。明石家さんまさんがやっているのを見たことがあると思います。これをできる人は、なかなかいません。

拾う

他人が言ったことで笑いになることを流さず、拾って笑いにつなげていくことです。
ボケや明らかに笑いを意図した発言に気づかなかったりすると、ツッコミ役としてはダメですし、周りから信頼されません。逆に全部拾ってしまうのも問題です。下らないものを拾ってしまうとグダグダになってしまったりします。
どれを拾って、どれを拾わないかは、センスの問われるところです。

ふくらます

ボケに対しては、つっこむだけでなく、のったり、膨らましたりする選択肢もあります。下手なツッコミ役は、おかしなことを言うや否や、すぐつっこむので、別の選択肢もできるようになると、芸と笑いの幅が広がります。
話題に対しまだまだ深く掘れると思ったら、膨らました方が会話が広がっていき、笑いが多く取れることがあります。笑いの匂いがする方を一瞬で判断しなくてはいけないので、難しい所です。
ツッコミのセンスの問われるところです。

フォローする

いわゆる後処理です。何かのミスをした場合に、そのマイナスを帳消しにしたり、プラスにしたりする能力です。これができるツッコミ役がいると非常に安心してボケやすいですし、芸人からは信頼されます。レベルの高い人ですと、どんなにスベっても笑いに変えてくれるのですが、非常に技術のいることなので、これができる人は非常に限られます。(さらに救われていると気づかない人も多い。)

  • お客さんに伝わらなかった部分を説明する
  • スベった時にごまかしたり、流したり、笑いにしたりする。
  • 毒づいた時に、それを柔らかくしたりする。
  • 変な空気になった時、立て直す。

流れを作る、進行する(司会など)

進行をするという仕事です。全体の流れを調整しながらも笑いを取るため作業もしなくてはいけません。

  • グダグダにならないようにする
  • 話題がずれたら戻す
  • 変な間を作らない
  • 進行しながらも笑いをとる

オフらせない

複数の人でトークしている際に、中に入ってこれない人やトークに参加しない人などを出さないようにする。

いじる

ボケの人がいじったりすることもありますが、ツッコミ役がピンでやっている場合などは、お客さんやゲストをいじったりして笑いをとったりします。
ネタでは普通はやりませんし、プロにはよく思われません。素人いじりがうまいと言われる芸人さんがいるように、テレビでは、重要な技術の一つです。

  • キャラをいじる
  • 外見をいじる
  • 内面をいじる
  • 動かして、つっこむ

ボケる

相方のボケ役がボケられない時、フリートークで誰も笑いを取らない時、まずい空気になった時、相手が全く面白くない(素人)時などにツッコミ役でもボケなきゃいけない時もあります。
しかし、それがすべったりして、さらに空気が悪くなったりするとかなりきつくなります。他につっこんでくれる人がいるか確認して、いない場合は、後のことを考えてボケた方がいいでしょう。

相方にボケさせる(流れをもってくる)

大人数がいる場合のフリートークなどでは、できるだけ自分の相方にボケさせるようにします。
そのために相方がボケられるように話を自分の方にもってきたりします。無理に持っていくと嫌な感じがするので、自然な流れが必要です。
なおかつ、できるだけ短い間に話しをつなげる能力が必要になってきます。

ボケとお客さんとの橋渡し役 (ボケの通訳)

ツッコミ役は、お客さんと同じ立場に立ち、常識を持ち、お客さんの視点で物を見る(芝居をする)のが、基本です。
わかりにくかったり、意味がわからないものなどは、説明したり、どういう意味か聞いてみたりして、確実にボケの意味やボケ役の世界をお客さんに伝えなければいけません。

キャラをつける

はじめての人や素人の人などをいじる時に、キャラクターをつけていじったり、笑いにつながるようにする作業です。
その人を何かに例えてキャラをつける場合、キャラをつける時点で笑いも取れます。それに加え、その後のために笑いの種をまいている作業でもあります。

地味な作業ですが、のちのちにキャラに絡めて笑いを取ったりすることができます。そういう意味では、フリとも言えます。
キャラをつける時点で笑いをとる時は、見立てを使う人が多いです。

ボケ役を追い込む

広い意味では「フリ」の中に入ると思いますが、ボケを追い込むことでボケ役にボケさせたり、ボケを強くするわけです。緊張と緩和という意味ではあえて緊張を作り出すという技術とも言えます。
ネタなどで意識的にこれをしているコンビはたくさんあります。(どのコンビか言わないので探してみて下さい)

切羽詰まった状況を作り出して、焦らせ、その状況で出てくる、発言や行動で笑いを取るという方法とも言えます。初心者がなかなか気づかない笑いの手法です。

ボケ役にボケを考える時間を与える

フリートークなどでボケ役にボケるためのフリをした後に、ボケ役がボケを考えるための時間を作ってあげます。例えば、フリについてもうちょっと詳しく説明をしたりする間にボケ役に時間を与え、ボケを考えてもらうわけです。
逆に考える時間を与えないで追い込むという笑いの取り方もあるので、うまく使い分けましょう。

このようにツッコミ役の人には、ツッコミ以外に沢山の仕事があります。常にこれらの仕事を一瞬の時間で判断し、最適な選択をするという作業をできる人が、レベルの高いツッコミ役ということになります。
ボーっと見ているとわかりませんが、うまいと言われるつっこみの人をよく見ているとこれらの作業をしていることがわかると思います。

直接面白いことを言ったりしないので、面白くないとか、あまり仕事をしていないと言われるツッコミ役ではありますが、このように裏方的に
笑いにつながる仕事をしているわけです。


7月 03

これからのブログで、ツッコミの技術的なエントリーを書いていく予定です。ツッコミという用語の使い方が、一般とちょっと異なるので、僕的なツッコミの定義を書きます。

wikipediaのツッコミの項目では、現在以下のようにかいてあります。

wikipedia「ツッコミ」

ツッコミ(突っ込み)とは、

1. お笑い(特に漫才)における役割のひとつである。対義語はボケ。
2. 強姦の隠語。警察用語であり、事件記者の間でも使われる。
3. 自動車やオートバイのレース等で使われる言葉。直線路からカーブ(コーナー)へ(勢いよく)進入する行為。

この定義だと、役割のみです。
(特に漫才? 漫才でも、コントでも、トークでも変わらないような。)

僕の定義では、2つの意味に明確に分けます。

  1. 役割としてのツッコミ
  2. 行為としてのツッコミ

役割としてのツッコミ
グループの担当としてのツッコミ役、笑い(コント、漫才)の役割上のツッコミ役。
ツッコミ役の役割には、ツッコミ以外の役割も期待されます。

行為としてのツッコミ
頭を叩く、間違いを指摘し聞く人にわかりやすく伝える等の行為です。
「なんでだよ!」、「欧米か!」など。

当たり前ですが、

  • ボケ役がつっこむこともあります。
  • ツッコミ役がボケることもあります。
  • ツッコミ役の仕事が、つっこむ行為だけでもありません。

これは、当たり前のことだと思うのですが、明確に分けて定義しているところはないように思います。この2つを意識して分けることで、笑いのとらえ方もわかりやすくなるのではないでしょうか。
ツッコミの定義をこの2つの意味に分ける方を標準にして欲しいなぁ。

用語も、「つっこみ」「突っ込み」ではなく、名詞は「ツッコミ」、で統一しようと思います。
動詞は、微妙なのですが、「つっこむ」と平仮名にする予定です。

今後、ツッコミ役の役割、つっこむ対象等のエントリーを書いていく予定です。