2月 24

お笑いの非常にベーシックな理論である「緊張の緩和」です。「緊張と緩和」と言われることもあります。

元々、哲学者のカント、落語家の桂枝雀などに指摘されている理論です。
そのまんまですが簡単に説明しますと、「笑いは緊張が緩和された時に起きる」ということです。

具体的な例を出します。

・2人がいて二人が段々と怒り始めます。怒りが頂点に達した緊張状態で、いきなりお互いにキスをする(緩和させる)という場合
・ものすごくマジメな話をしている時に、おならをする

などです。

コンビのネタで応用すると、

・ボケ役がふざけたことばかりする
・ツッコミ役が段々イライラする
・さらにボケ役がふざける
・ツッコミ役がものすごくキレる
・さらにボケ役がとぼける

よく見ますよね。徐々に緊張していき、徐々に落差が出てきます。

余談ですが昔、僕の通っていた塾で生徒があまりに宿題をやってこないので、先生がものすごくキレて、「いいかげんにしろ!」を叫んだ時に、生徒の一人が「お風呂をですか?」と聞いて、一気に和んだことがありました。人が怒っている状況を一気に和ませられることができる笑いって、本当に素晴らしいですよね。


2月 05

お笑いって勉強するもんじゃない とは良く言われることです。

こういう文章を書いておいて、矛盾しているように感じるかも知れませんが、これはある意味正しいと言えます。

・文字ベースでの勉強を信じてはいけない。
・お笑いを頭で考えてはいけない。

これは、僕の実体験からも正しいと思います。

なぜなら、お笑いは実際にやることに意味がある。ので。

では、なんでこんな文章を書いているのか?

お笑いの理論も全く意味がないわけではないです。

例えば、スポーツの理論
野球の理論本ばかり読んで、野球を全くやったことがいというのは、なんの意味もないことでしょう。しかし、プロ野球選手が、今までの野球のセオリーや、身体・肉体に関する知識や、力学の理論などを学ぶことは多いに意味があるでしょう。

お笑いに置き換えると、お笑いの理論を知っていても、実践しない人には意味がありません。
現状の課題や問題がある人にとって、理論は実際にそれを利用しないにしても、大いに役に立つことでしょう。このサイトで言えば、より笑いの強度を上げたり、ウケる確率を上げたり、スベる確率を下げたりすることができるようになると。ただ実践していない人には意味がないです。

このブログを、とあるプロダクションの所属芸人さんに見てもらったところ、その人、その人に個性があるので、実際に舞台に立って色々やってみることが大切とのアドバイスを受けました。その通りだと思います。その人のキャラクターによっても変わることは多いでしょう。

僕自身も文字ベースのお笑い論に結構振り回されました。
例えば、「ボケたら、つっこめ」、「振られたら、こなせ」とか。これを正しいと思うかどうかは、実際にやってみないとわからないし、やっている個人によっても捕らえ方が変わるでしょう。

ということで、このブログを含め、お笑い論を鵜呑みにするのはやめた方がいい と思います。
自分でやってみて正しいかどうか、自分に合うかどうかを確かめながら、理論を利用していけばいいと思います。そして、自分独自の笑いや、笑いの取り方を作っていくのが良いのではないでしょうか。

僕程度の意見で役に立つかわかりませんが、笑いを作る人、微力ながら応援させて頂きます。


1月 27

初めて会った人から笑いを取る時は、知っている人から笑いを取る時と状況が異なります。
その点を意識するとより、笑いを取りやすくなるでしょう。

よくあるミスは、いつも通りに笑いを取ろうとしたら、スベって「あれ?この間ウケたのに…」というような状況になることです。

相手が自分のことを知らないということを意識する

普段、自分が笑いを取っている時は、周りの人があなたのキャラクター、性格などを知っています。しかし、初めて会った人は、あなたについて何も知りません。つまり、あなたのキャラクターを利用した笑いは、初対面の人には利用できません。

例えば、普段、飲み会なのですぐに裸になるサラリーマンがいるとします。彼が同僚と初めての客先に行った時に「すぐ裸になる芸人は、嫌いですね。」と言ったとしたら、同僚には普段とのギャップがありますが、客先にはいたって普通の話です。

逆に言うと、普段から自分の取った笑いは、どう笑いになったのか? フリは何になっているのか? を意識すると、初対面では何を言っていけないということがわかるでしょう。

笑って良いということを伝える

初めて会った人が面白いことを言っても、笑わないようにすることはありませんか?

例えば、電車で知らない人が面白いことを言っていても笑いを我慢するとか、怖い体育の先生がマヌケな失敗したけど、笑いを堪えるとか。
笑う側には、笑うと失礼という意識がある場合があります。怖そうな人の場合、笑ったら怒られるのではないか? と思って笑わない場合があります。

つまり、笑ってもいいというメッセージを聞く側に伝えないと、いくら面白くても笑ってくれない場合があるのです。

「笑いをとる前に、笑ってもらえる環境を作る」、これかなり重要です。

それをするためのテクニックは、言葉を使わない方法や、自分を知っている人を使う方法などありますが、詳しい話はまた別の機会に。

リスクの高い笑いを使わない

例えば、毒を使うのは、避けた方がいいです。
相手が、何が嫌いで、何に所属しているのかなんてわからないのですから。例えば、商品を毒づいたら、その商品を販売している会社の人だったというようなことがありうるからです。

初めての人から笑いを取る場合は、あるあるネタとか、自分の失敗談など無難な笑いを使うことを心がけた方がいいと思います。

最後に

初めての人から笑いを取るのは、使える笑いの技術も少なくなり、フリに時間がかかるので、知っている人から笑いを取るのより難しくなります。いかに短い時間に、沢山利用できるフリを作るなど、環境を作ることができるかが、笑いを取る人の技術かと思います。

芸人を目指す方へ

学校や家族など知っている人から笑いを取ることと、あなたを全く知らない、様々な笑いの嗜好を持つ、様々な人々から笑いを取ることの間には、大きなギャップがあります。
初めて舞台に立つ時に、そのあたりの壁にぶつかることがありますが、上記のようなことを再度意識すると何かが見えてくるかも知れません。


1月 04

笑いの基本中の基本。笑わせているのか?笑われているのか?についてです。

お笑いを知っている人の中では、常識中の常識なのですが、普通の人では知らない人もかなり多いようなので、説明していきます。

まずどういう違いがあるのかを説明します。

笑わせている

自分の狙った通りに笑いを取っている状態。

笑われている

自分の意図とは違うところで、笑いが起きている状態。
天然の人や、素人の人がよくやる笑い。

笑われているように見せる笑いというのもあります。それは、笑われているのか、笑わせているのかという議論もあると思いますが、計算してやっていて、その通りに笑いが起きているなら、「笑わせている」だと思います。

基本的にプロの笑いより、素人の笑われる笑いの方が面白かったりします。
なぜそうなのか?あえて書かないので、考えてみて下さい。

よくプロの芸人の笑いと、素人の笑われている笑いを比較して、「こいつ(素人)の方が、面白いじゃねーか。」という素人な方がいますが、笑わせている笑いと、笑われている笑いを比較しているところで完全に間違っているので、そういう恥かしい発言をしないようご注意下さい。

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10月 25

とある会社の新人さんが、人と話す時に「何を話していいかわからない。」と言っていた。
どんな人でも初めて会った人と二人っきりになり、沈黙状態になって、どうしよう…となったことはあるんじゃないでしょうか?

そこで、僕なりの解決策を。答えはとてもシンプル

話題に困ったら、「質問をする。」

ちょっと検索したところだと、「天気の話をする」とか、「好きな映画の話をする」、「表現や言葉を増やす」などが、ありがちな答えでしょうか。話のネタは沢山あるんだから、それを話せばいいんじゃないか?という方向が多いです。

別に自分が話さなくていいんです。質問をすれば、相手が話してくれるんですから。
で、ちょっとしか答えてくれない時もありますが、大抵答えてくれた内容にまた疑問点があったり、つっこむところがあったりして、会話になっていくのだと思います。

お笑い的な視点で言うと、何の予備知識も小ネタも必要ないと思います。話している相手や状況が最大のネタの宝庫なのですから、そこだけでかなりトークできるはずです。

多分、さんまのまんまのさんまさんを見ても、話題の始まりは質問から入っているはずです。

「何か話さなきゃ。」って思ったらアウトです。会話は、義務じゃないですから。話したくないなら、話さないのも一つの手だと思います。笑いはとれないですけど。
でも、会話なんですから、楽しまなきゃ。

で、一番重要なのは、相手に興味を持つということじゃないでしょうか。

以下のブログは、楽しむという意味で非常に参考になります。
何でも楽しいという友人 - はてな匿名ダイアリー
「何でも楽しいという友人」のようになる為の6つのツールズ

どんな人でも色々な人生を歩んできていて、色んな考えを持っていたりして興味深く、勉強になるので、折角なので聞き出した方がいいです。
あと、こういう人は、こういう考えを持つんだというデータが沢山溜まってくると、一瞬見ただけでどんな人かわかるようになり、どんなトークがダメ、どんなトークが好きというのがなんとなくわかってきます。特にツッコミ役をするなら、かなり重要な技術(初めて会う人を一瞬で判断して、各人を役割分担し、笑いの構成をしなくてはいけない)なので、普段から人間観察をしてデータとしてためていくの方がいいです。

会話の中で笑いを作りたいのであれば、ボケよりもツッコミを中心に笑いを組み立てることをお勧めします。

なぜか?

相手がつっこめるとは限らないからです。
相手がつっこめるのかの判断がすぐにできる力を持っているか、自分のボケを自分で処理する能力があれば、関係ありませんが。

プロが素人を相手にする時(2人の場合)は、ほとんどツッコミを中心に笑いを構成しているはずです。
#僕は、そうでないパターンが思いつかなかった。

ツッコミを中心と書きましたが、正確には、拾ったり、相手にボケさせたりなどなどですが、長くなったので、また別のエントリーで。


8月 07

お笑いの基本中の基本でもある三段落ちは、なぜ三段なのか考えたことはありますでしょうか?

三段目に落とすということは、みなさんご存知かと思いますが、基本的な理論なのでしっかり理解していないと、ボケでもツッコミでも大きな失敗をしたり、笑いの質を保てなかったりします。

考えたことがなかった人は、ちょっと考えてみて下さい。

ヒント
二段なくてはいけない理由は?
正直、一段目でフリをして、二段目でボケれば成立するんじゃないか?と思いませんか?

答え
基本的な考え方としては、1つ目も、2つ目もフリです。

では、なぜ一段ではいけないのか?
簡単に言うとフリが弱いということです。もうちょっと言うと聞き手の想像の方向が定まらないからです。

初心者のありがちなミスとして、二段目で笑いを取りにいったり、おかしなことを言ってしまうということを良く見かけますが、セオリーとしては間違いです。

イメージしやすい形で言うとベクトルです。
一段だけでは、点でしかありません。この点だけを聞き手に提示しても聞いている方は、点でしかイメージできていません。次で落ちを言っても笑いを取れるかも知れませんが、笑いは小さいはずです。
二段目の役割としては、また点を作ることで、点をベクトルに変えることです。ちゃんとした方向を示さなくてはいけません。つまり、一段目と方向が異なることを二段目に持ってくると、笑いも小さいはずです。

さて、なぜベクトルを作るのでしょうか?

これを理解しているか、していないかは、素人とプロの笑いの違いがすごく良く出るところです。ここをちゃんと抑えておくとより質の高い笑いを作れます。

なぜベクトルを作るのか?答えは簡単です。
聞き手が想像しているものを裏切ることで笑いをとることが三段落ち、いや、お笑いの基本です。
なぜなら、ベクトルを急激に変えることで笑いを作っているからです。

ということは、どうすればより高い質の笑いを作ることができるかは、わかるかと思います。

つまり、一段、二段でベクトルを作り、できるだけベクトルの強さ(長さ)を大きくすると、全く同じ落ちでも笑いが大きくなります。これを意図的にすることで、より落差をつけて、その分、より大きな笑いを作ることができるようになるわけです。

なので、プロは、トークでもネタでも、形は違えどこの形で笑いを取っているはずです。

というより、これをしてないと「何やってんだ、こいつ」となります。
例えば、MCをしていて、話を順に振る場合、大ボケのキャラから話を振るツッコミなんていませんよね。
逆にボケ役でも、一番初めに話を振られて、後に続きにくいボケなんてしちゃうと、「こいつ笑いをわかってねー。」となりますので、お気をつけて。

笑いをやっている人には、非常に基本的な話ですが、できてない人もよく見かけます。ネタを作るにも、トークをするにも必ず必要な技術なので、完璧に抑えましょう。

三段落ちを鍛えたい方は、NetaTenで、三段落ちの企画をやってますので、参加してみてはどうでしょうか?


7月 11

面白い言葉を言わなくても笑いは取れるという話

お笑い初心者の傾向として、ボケて笑わせようとする傾向が強いと思います。ボケるためには、面白い言葉を言わなきゃいけないと思っている人も多いと思いますが、笑わせるために面白い言葉は必ずしも必要ありません。

ボケ、ツッコミという言葉や、テレビの芸人の影響なのでしょうが、

笑いを取るにはボケなくてはいけない
 ↓
ボケるには、面白いことを言わなくてはいけない

と考えている人が多いような気がします。
これは笑いの幅をせばめますし、リスクも高いですし、実際面白いことを言うというのは難易度が高いので、もっと別なお笑いの視点も持つとより笑いを取り易くなると思います。

何で読んだかは忘れましたが、実験でどんな言葉で笑っているかと調べたところ、かなりの場合に一般的な言葉で笑っていたそうです。(ほとんど情報になっていないですが)
(一応、笑いの質は問わないことにして、一般の人がちょっと笑う程度の笑いと思って下さい。)

つまり、

面白い言葉じゃなくて、一般的な言葉で人は笑う

ということです。

突然ですが、例題です。
以下の言葉だけで人を笑わせる方法を考えてみて下さい。

  • こんにちは
  • ありがとうございます

思いついたら、以下に読み進んで下さい。

どの言語でも真っ先に覚えるような本当に基本的な言葉です。面白い言葉でなくて、毎日使っているような言葉でも笑いは取れます。

例えば、

朝起きて、家族にお辞儀をしながら「こんにちは」
有名人の話をしている時、友人が「あの人かっこいいよね。」と言ったのを聞いて、「ありがとうございます。」

これを実際に使ったら、状況やキャラや言い方によっては怒られたりするかも知れませんが、言いたいことは言葉だけで笑わせるのではなく、周りの状況や常識等を利用して笑いを取ろうということです。これを知っているだけでも、笑いを作る幅が全然違うと思います。特に話の流れでボケるのではなく、ネタや台本など論理的に笑いを作る人はこの方法を知らないと、笑いが思いつかないとか、すべりやすい笑いを作るとかになりがちです。

詳しいことはまた別の機会にしますが、こういう笑いの方がすべりにくいはずです。

細かい話をすると
基本的にはどれも「使い方が間違っている」という笑いです。

論理的に笑いを作るなら

  • その言葉の正しい使い方(常識)を知る
  • 正しい使い方をいくつかに分けて出す
  • そのうちの一つをずらす

という作業をすれば、それっぽいのが作れます。(面白いかは置いておいて)
特に脚本やマンガの笑いは、こっちをまず抑えて手堅く笑いを取る方がいいと思います。

ということで、言葉だけで無理矢理笑いを取ろうとしないで、状況や常識などを使って笑いを取るという話でした。

感想とか是非下さい。


7月 10

はてなの以下の質問。つまらないと思われたら、笑いを作る以前の問題なのですけど、ちょっと意見を書いてみる。

貴女が思わず「つまんないオトコ…」と思ってしまう男性ってどんな人ですか?

ここで言っているつまんない男って、一言で言うと
コミュニケーション能力が低い

ということのように思います。

お笑い芸人は、コミュニケーション能力が高いからモテるのだと、僕は思っています。
おもしろいから(笑わせる能力が高いから)モテているのではなくて、笑わせるのに必要な能力をつけていく過程で、空気を読む力がついたり、人を楽しませる力がついたりするからじゃないでしょうか。(一応、これは仮説)

今回は、面白いと思われるというポジティブな方法論ではなく、マイナスな状態でないか気をつけるというお話。
普段笑いを取っている人には、あまり役に立たない話かもしれません。

つまらないと思われないための方法

変なプライドを捨てる

プライドが高くて、マジでキレたりするいじりずらい人はお笑い的にもやりづらいです。
→ いじられておいしいと思えるようになると幸せになれます。

相手のキャラクターを読む

見た瞬間に相手は何をされたら嫌かを読む。(できれば、何をされたら嬉しいかも読む)
まず見ただけで、どんなトークがいいのか、悪いのかを判断する。例えば、この人には下ネタはダメというような。いきなり見た瞬間で判断できるようになるのは難しいかも知れないので、話ながらさぐっていく。
→ ひたすら人を見て、人と接して、人がどんな時にどう感じるかを知る。つまり、色々人と話したり、接したりして地道に人に関するデータベースを貯めていく。

自分のためのトークはしない

自分の言いたいことを話したり、自分を自慢したかったりという自己の欲求を満たすことを目的に話をしない。
一番初めに思いつくのは、マニアックな人のトーク。自分の趣味や知っていることを話したいから、話しているみたいなのを良く見ます。相手も同じ趣味ならいいですけど、関係ない人にはつまらないことが多いですから。
→ 人を楽しませるためだけにトークをする。

話の流れを読む

人が話しをしている最中にもかかわらず、自分が話したくなったから、何か思いついたからと言って、さえぎって話をするのはやめましょう。
→ 人の話の邪魔をしない。

人が入ってくる隙を作って話しをする

つまらない話を一方的に入る隙もないくらいに続けられると、聞いている方は相当ストレスがたまります。なので次からは、その人と話さないようにしたり、避けたりするようになったりすると思います。
→ 相手が質問したり、ちょっと用があるので…と言える位の余裕を持った、一方的でない話をしましょう。

話ながら相手がどう思っているのかを見ましょう

話をすることに集中しすぎず、聞き手が話に興味があるのか、つまらないと思っているのかを話ながら感じましょう。そうすれば、合間も入れられますし、つまらなそうなら、話題を変えたりできます。
→ 相手の表情、動きをよく見ましょう。

このくらいみんな出来て欲しいなー。
ここまできて、つまらないと思われるのは、トークの問題じゃないような気がしてきた。

ダメだ、おれ。


7月 03

これからのブログで、ツッコミの技術的なエントリーを書いていく予定です。ツッコミという用語の使い方が、一般とちょっと異なるので、僕的なツッコミの定義を書きます。

wikipediaのツッコミの項目では、現在以下のようにかいてあります。

wikipedia「ツッコミ」

ツッコミ(突っ込み)とは、

1. お笑い(特に漫才)における役割のひとつである。対義語はボケ。
2. 強姦の隠語。警察用語であり、事件記者の間でも使われる。
3. 自動車やオートバイのレース等で使われる言葉。直線路からカーブ(コーナー)へ(勢いよく)進入する行為。

この定義だと、役割のみです。
(特に漫才? 漫才でも、コントでも、トークでも変わらないような。)

僕の定義では、2つの意味に明確に分けます。

  1. 役割としてのツッコミ
  2. 行為としてのツッコミ

役割としてのツッコミ
グループの担当としてのツッコミ役、笑い(コント、漫才)の役割上のツッコミ役。
ツッコミ役の役割には、ツッコミ以外の役割も期待されます。

行為としてのツッコミ
頭を叩く、間違いを指摘し聞く人にわかりやすく伝える等の行為です。
「なんでだよ!」、「欧米か!」など。

当たり前ですが、

  • ボケ役がつっこむこともあります。
  • ツッコミ役がボケることもあります。
  • ツッコミ役の仕事が、つっこむ行為だけでもありません。

これは、当たり前のことだと思うのですが、明確に分けて定義しているところはないように思います。この2つを意識して分けることで、笑いのとらえ方もわかりやすくなるのではないでしょうか。
ツッコミの定義をこの2つの意味に分ける方を標準にして欲しいなぁ。

用語も、「つっこみ」「突っ込み」ではなく、名詞は「ツッコミ」、で統一しようと思います。
動詞は、微妙なのですが、「つっこむ」と平仮名にする予定です。

今後、ツッコミ役の役割、つっこむ対象等のエントリーを書いていく予定です。


7月 01

一般の人とお笑いの話をしていて、お笑い的にそれ間違っているなぁと思うことがよくあります。
トーク中ですし、誰もいちいち説明したりしませんが、軽くこの位は理解してよと思うことを書いてみます。

そんなお笑いへの間違いを簡単に述べます。各項目の詳しい説明は、今後のブログに書いていく予定です。
意見が正しいとは限らないので、間違いの指摘は、どんどんコメントへどうぞ。

面白い人が売れると思っている

面白い人が必ず売れるわけでもないし、面白くないと売れないというわけでもないです。最低限のお笑いの能力や資質はもちろん必要ですが。
テレビ局、芸能事務所も商売としてやっているので、面白さだけが要因ではありません。
音楽業界で例えると、ランキングの上位にいるのが、いい曲や歌のうまい人とは限らないということです。

笑われている人と笑わせている人の違いがわからない

笑われている素人と笑わせているプロを比べて、素人の方が面白いと言ったりするのは、よく言われる「笑われている人」と「笑わしている人」の区別がついていないのでしょう。
天然で笑わせても、意図的に笑わせても同じと思っているということでしょうか。

面白いことをして!と言う

これを言う初心者は、お笑いのハードルということを知らないか、どういう状況になったら笑わせやすいのか、笑わせにくいのかをわかってない場合が多いです。

人の話を止めて、自分の話を始める

お笑いというより、話をする時のルール違反です。どう考えても落ちのある話をし始めているのに、割って入ってくる人がいます。話のはじめを聞いて、落ちのある話かそうでないかの違いがわからないのでしょう。
ちゃんとお笑いをしている時に、落ちのない話を始めたなと思ったら、逆に止める時はもちろんあります。

ボケたらつっこむべきと思っている

必ずつっこまなきゃいけないわけでもないですし、ツッコミ以外のリアクションをすることも沢山あります。
ボケて「つっこんでよ」って言う人は、大抵ボケになっていないか、つっこむ価値のないボケをしているかです。

着地点を考えずにフリをする

どう笑いを取るのかも考えず振るのはやめましょう。特にフォローする力のない人が振るのはやめましょう。
初心者の着地点を考えないフリは、見ているだけでも結構イライラします。

面白い話をしてと言うと面白かった話をする

笑える話をして欲しいのに、自分が面白かった体験(ポジティブな話)をして、その時は面白かったのに伝わらないなー等言うのですが、そうじゃなくて、むしろ失敗した話や怒った話(ネガティブな話)をしてくれた方が面白いのですが…

笑いを一点だけで作ろうとする

初心者だと、面白いことをするとか、言うとかだけで笑わせようとします。前後がないのです。
特に、脚本、マンガ等の文章ベースのものだと特にそういう傾向が強い気がします。
状況、キャラクター、フリ、返し等を使えば、別に面白い言葉とか動きをしなくても笑いはとれます。というか、そっちの方が自然な流れで、リスクも少なく笑いがとれます。
初心者は一瞬だけを使って笑わせようとしますが、うまくなってくると、フリから落ちまでの時間が段々長くなっていきます。

とりあえず、思いついたのはこの8つです。
また思いついたら、増やしたりすると思います。