12 月 25

何でツッコミを入れるか?

手で

大体の場合、利き手で叩く。

両手で

はさむようにつっこむ場合、押し飛ばすようにつっこむ場合など は両手を使う。どちらも、片手の時より大きく見える。

足で

おもいっきりダメージを与えているように見せたい場合などに 使う。相当むかついている時などに使う。手に比べ、すぐつっこめず、時間がかかるのが難点。

芝居で

目や、顔や、動きや、間でつっこむ方法。

ツッコミの立ち位置

漫才でツッコミは、どちらに立つのがいいのか?と聞く人がいます。
よく言われるのが、利き手側に相方を立たせろということです。右手が利き手なら、右手で叩く方が叩きやすいからです。なので、漫才を見ているとツッコミ役が上手(かみて)にいることが多くないでしょうか?(つまり客席から見て右側)

もちろん逆でもかまいませんが、右利きで相方が上手だと後頭部につっこむことは、ほとんどできません。距離と位置の関係で難しいので、相方のオデコや肩を叩くことが多いです。

ツッコミのアクセント

セリフのどの位置でたたくか?というお話。
プロの人でアクセントができない人はいませんが、下手な人は アクセントの位置と叩くタイミングが合ってないことがあります。 これがずれると、ものすごく不自然なツッコミに見えます。

わかり易い例で「なんでやねん!」の場合、「なん」あたりにアクセントをおいたら、そのタイミングと合わせて叩くわけです。 逆に「ねん!」あたりにアクセントを置くこともあります。

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12 月 01

笑いを取る人の精神性、性格というのは、笑いを取るのに最も必要なものです。笑いを取る時にここは絶対にはずすわけにはいかないのですが、これも書いてある文章が日本には多分存在しないと思うので、書いてみます。
基本の基本の基本とも言うべき内容です。

プライドを捨てる

以下のような感情を持つことは、非常に当たり前のことを思いますが、あなたの場合はどうでしょうか?
ハゲを気にする。デブと言われるとカチンとくる。チビと言われたくない。ブサイクと言われると傷つく。本気でバカと言われるとイラっとする。オタクじゃないのにオタクと言われるのは嫌だ。などなど。何かしらのコンプレックスを持ち、それを指摘されたくないというのは、多数の方がお持ちかと思います。キッパリ言いますが、こういう人は、お笑いには向きません。プロであれば、論外だと個人的には思います。(たまにいますが…) テレビであれば、芸人でなくてもバラエティにはあまり呼ばれないでしょう。

そのような自分の欠点を使って笑いを取れ!というのもありますが、まずそれ以前に知っておくべきことがあります。
笑いを取る側の視点に立つと、こういう人は非常に扱いにくいのです。どこまで触れていいのか、気にしているのか?など気を使わなくてはいけないですから。なので、できれば、自分でそれについて話をする(できれば冗談にする)など、その欠点を気にしないということを伝えて、周りの人がやりやすくしてあげるということが大切です。そうすれば、より話かけてもらったり、いじってもらったりすることでしょう。つまり、学校が変わる、職場が変わるなどした時は、意図的に真っ先に自分の欠点に触れることで、より早く人に溶け込めたり、笑いを作りやすくなることでしょう。

つまり、以下のような意味があります。
1. まず周りが笑いを取りやすい環境を整えてあげる。2. 自分がその欠点を使って笑いをとる。

特に笑いの環境セットアップである1は、必ずやりましょう。

本気で怒らない

プライドを捨てると少し被りますが、本気で怒らないこともかなり大切です。もちろん、テクニック的に怒ることはあるので、それはもちろんOKです。

  • 1. 表面的に怒らない
  • 2. そもそも怒りの感情が起きない

1. は、その場が変な空気になるから。という意味もありますが、それよりも怒る人は、会話を振る側からすると「話しかけたくない。話を振りたくない。」のです。何で怒るかわかりにくい人はなおさらです。
2. は、1.のように表面的に怒らないのも大切ですが、そもそも怒るという感情を起こさないようにすることが大切だという意味です。これは、かなりの人間力が必要です。しかし、そこまでいかないと思っていることは表面にどうしても出てしまうので、できればそこまで行くように日々精神を鍛えましょう。

心を開く

心がオープンじゃない人は、魅力的ではありません。お笑い的には、やりづらい人でもあります。
こちらの記事 人を笑わせるのに絶対に必要な基礎的能力とは? にも少し書きましたが、心が閉じている人は、お笑い以前にそもそも話しかけたくないはずです。質問してもまともに答えなかったり、反応しない人と話していて何が楽しいのでしょうか?というより、とてもつまらないです。

質問しても答えない、にごす、隠すということをやられると、「聞いてはいけないのかな?」という気を使わなくてはいけないので、非常に面倒です。対処方法として、ウソをつくでもいいです。ボケるでもいいです。心を開いた(ように見える)まま、情報を隠しましょう。

日本人は、このあたりがすっごく下手な国民だと思いますが、如何に一気に初めての人でも心を開けるか? が、相手の心を開くにも、笑いを取るに大切です。大丈夫そうな人に…など選択して心を開くという人もいると思いますが、誰にでもという人の方がお笑い的にも人としても有利なのは言うまでもありません。

心をオープンにすることは、見ている人に伝えられるか?伝えられないか? という最も点で、芝居の稽古でもかなり重点的にやったりするところです。何もしゃべらなくても沢山のことを伝えられるくらいになるとベストです。

引かない・テンションを下げない

気持ちが引いた時は、かなり表情や行動に出るので、絶対に引かないようにするというのは、本当に大切です。
まず、どんな場合でも引かない強い精神も持つこと。そして、どんな場合でも前に出すことが非常に重要です。特に人前に立つ人、舞台に立つ人は、引いた瞬間にすぐ伝わってしまうので、必須だと思われます。

最後に、精神性について

ここまで見てきたように、精神が未熟な人は笑いを取るのに、という以前に人と会話するのに苦労するはずです。人にあまり話しかけられないなぁ、話題を振ってくれないなぁ、という方は上記の点に心当たりがないか振り返ってみてはどうでしょうか?

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11 月 20

笑いに必要な基礎的能力

今回は、笑いを取る時の基礎中の基礎のお話です。

これができないと、いくら面白いことを言っても、やっても笑いを取ることができないです。なので、どの笑いの理論、技術より一番初めに身につけるべき知識であり、能力です。ただ、できる人は何もしなくてもできてしまうし、できない人は相当がんばらないとできないという能力です。
多分、お笑い関連の本でちゃんと書かれたことは一度もないでしょうし、お笑い学校でこれをちゃんと教えられる人、ところもほぼゼロです。日本全国でもちゃんと教えられる人は40人いないと思います。今回は、そこまで深い話はしませんが、基本的な話を。

今まで以下のようなことはありませんでしたか?

  • 笑いの取り方やギャグのパターンの本を読んで実践してみても笑いを取れなかった。
  • 芸人さんがやっていたギャグをやっているのに笑いが取れなかった。
  • 何を言っても笑いを取れない。

理由は簡単で、言語的に面白いことをやっても笑いが取れないのであれば、非言語的なところに問題があるということです。

非言語的なもの

では、非言語的(ノンバーバル)な表現にはどんなものがあるでしょうか?
いくつかあると思いますが、あえて書かないので考えてみてください。

笑いの技術で非言語的な部分を使って笑いを取る方法もありますが、それも書きません。(文字でネタを書いている人は、この方法を使って笑いをとることが少ないので、留意してみると笑いの幅が広がると思います。決して動きや顔で笑いを取るという意味ではありません。)

そもそも今回は笑いを取る技術を書きません。もっと基礎的だが、重要なことを書きます。

何が伝わるか?クイズ

お芝居を勉強した人なら簡単な質問ですが、お付き合い下さい。

Q1. 異性に「好きだ」と言ったら、相手に何が伝わるでしょうか?
Q2. 台本に「好きだ」という文字だけが書いてあり、あなたは、異性の役者に向かってそのセリフを言います。観客(見ている第三者)は、あなたが何を伝えていると思うでしょうか?

答え

Q1の答えは、「自分の好意が伝わる。」Q2.の答え、「好意を伝えていると思う。」っていうのはものすごく間違いの答えです。簡単に言うと、表現しだいで色々に伝わります。つまり極論を言うと、「好きだ」と言っているのに嫌いと伝えたりできますし、意図しないところで嫌いと伝えてしまっている場合もあるでしょう。

よく学校の先生が「死ね」って言ってはいけませんと言いますが、「死ね」と言っても好きと伝えることもできるのです。芸人はよくこういう言葉を使いますが、仲がいいんだなとか、好きなんだなって伝わりませんか? つまり、技術的なことを言えば、ネガティブな言葉を使う時は、非言語的な表現でポジティブに伝えながらということをすれば、結果ポジティブに伝えることができるのです。
簡単なことですが、「好き」と言えば「好き」と伝わると無意識に思っているの普通じゃないでしょうか。僕も芸人や芝居を習わなければ、一生そう思っていたでしょう。

ちなみに、ザ・パンチというコンビがする「死んで~」というツッコミは、クレームがついたらしく利用しなくなったそうです。非常に馬鹿げたクレームです。何が伝わるのか?を理解できないで、「死ね」と言ってはいけませんと言ってしまう教師や大人にならないように気をつけたいものです。

「メラビアンの法則」?

「メラビアンの法則」という言葉を聞いたことがありますでしょうか? 言語、視覚、聴覚の与える印象に関する話で、正確にはこの文章の内容にはあっていませんがが、興味深く、参考になるので触れます。

『メラビアンの法則』が示す非言語的コミュニケーションの有効性と言語情報との相補性 カウンセリングルーム:Es Discovery/ウェブリブログ

アメリカの心理学者アルバート・メラビアンが1970年代初頭に報告した『メラビアンの法則』では、話し手が聴き手に与える印象の大きさは『言語情報:7%, 視覚情報:55%, 聴覚情報:38%』の割合だとされます。

正確にはこの文章に合わない、言語情報が7%ってわけではない理由は、以下のページに書いてあります。

日々是ディベート: 言葉が7%なんてことはない――プレゼンテーション「メラビアンの法則」伝説
【メラビアンの法則】天使と悪魔のビジネス用語辞典

ともかく、言語情報だけが伝わるというわけではなく、伝えるという意味では視覚、聴覚も重要な意味を持つということがわかって頂けましたでしょうか?

#お笑い関連でこういう研究や実験データってないんだよなぁ…

伝えるという能力

笑いを取る以前に、意図を正確に伝える能力のない人は笑いのとりようがありません。ただ笑われることはできるかも知れませんが。お笑いの学校で面白い発想を持っている人、面白いことを考えられる人はすごくいるのですが、表現ができなくて消えていく人がすごく多いのです。(そういう人のために表現を鍛えるため作ったのが芸人養成所とも言える。)つまり、面白い発想を持っていても、人前では笑いは取れないということです。面白い発想ができるプロは作家さんであり、芸人は表現するプロと言ってもいいと思います。笑いのプロと素人の違いは、素人は面白くても多数の人に表現する能力がない。プロは笑いをちゃんと表現できるとも言えると思います。

伝えなくても伝わる

一番知って欲しいことは、伝えなくても伝わっているということです。
みんなで会話している時に黙っていれば何も伝わらない…ってことはないです。色々なメッセージを周りの人は受け取っています。二人きりでいて二人で沈黙してしまった…きまずい。って思うからきまずいのであって、何も話さなくても色々伝わります。

次に何をしゃべろうか?って考えながら話を聞いていると、ぼーっとしているように伝わったり、何も聞いていないかのように伝わったりします。トークでもネタでも相槌を打ったりして反応しないと、見ているほうはすごく変な印象を受けます。

一瞬で伝わること

初めて会う人でも1秒もかからない間に色々なことが伝わるという事実を知り、もっと意識し、コントロールできるようになると非常にコミュニケーションがしやすく、当然うまく扱えれば笑いも取りやすくなります。

一瞬で何が伝わるか?
初めて会う人を見た瞬間に、まじめそう、頭が良さそう、遊んでそう、怖そうなどなど色々伝わりますよね? 酷い場合だと見た瞬間に、こいつの話は聞きたくねぇな、生理的に合わないな、なんか腹立つという場合もあります。その瞬間に笑いを取るどころじゃなく、話さえちゃんと聞いてくれないわけです。そこは絶対に避けなくてはいけません。むしろ、この人の話を聞きたい、なんか面白そうと思われるのが理想です。

非言語的な表現のコントロール方法

では、どうやって非言語的表現をコントロールするのでしょうか?
結論から言います。気持ちをコントロールして下さい。気持ちをコントロールして、非言語的表現をコントロールして下さい。プロの役者でも基本的な部分ではそうしているはずです。
プロの芸人であれば、普段やっていること、当たり前の話だと思いますが、作家さんやお笑い事務所の人など人前で表現していない人にはわかりづらい部分、教えられない部分です。そして、プロの芸人でも技術的にどうやるのか?というのはわからなかったりします。なぜなら、ほとんどの人は意識しないではじめからできちゃっている人ですから。

もっとも大切なこと

精神論っぽく聞こえると思いますが、気持ちはものすごく大切です。
笑いをやっていてやりづらい人は、やっぱり気持ちの部分がやっぱりキツイ場合が多いです。つまんなそうに見える人に楽しい話はしづらいし、不機嫌そうな人には話しかけたくないです。キレそうな人には、言葉を選んで慎重にトークします。というか、気を使ったり、面倒だったりするので普通話したくないです。
逆に言えば、そうでないということを全身で伝えておけば、自然に笑いが起きやすい状況になります。

個人的な経験からも、自分が引いている時は何を言っても面白いことを言っても全くウケないです。
お笑いをやっているとよく言われるのは、「引くな」「前に出せ」「さらけ出せ」「オープンに」「オープンマインド」「気持ちを開く」ということです。そういう人が目立つし、魅力的です。

最後に

ということで、面白いネタを一生懸命考えたり、お笑いの技術本を沢山読んだりしても、この表現するという基礎的な能力がない人、能力が低い人はいくらやっても笑いは取れないということを理解してもらえたでしょうか。

芸人や役者のように表現をしている人にとっては当たり前だったりする話ですが、お笑い関連の文章でこれを書いているものが重要なわりに存在しなかったので、初歩的なところを書いてみました。表現というのは本当に奥が深いので、今後は徐々に表現の種類別で笑いを取るための細かいテクニックを書いていこうと思います。

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