1月 27

初めて会った人から笑いを取る時は、知っている人から笑いを取る時と状況が異なります。
その点を意識するとより、笑いを取りやすくなるでしょう。

よくあるミスは、いつも通りに笑いを取ろうとしたら、スベって「あれ?この間ウケたのに…」というような状況になることです。

相手が自分のことを知らないということを意識する

普段、自分が笑いを取っている時は、周りの人があなたのキャラクター、性格などを知っています。しかし、初めて会った人は、あなたについて何も知りません。つまり、あなたのキャラクターを利用した笑いは、初対面の人には利用できません。

例えば、普段、飲み会なのですぐに裸になるサラリーマンがいるとします。彼が同僚と初めての客先に行った時に「すぐ裸になる芸人は、嫌いですね。」と言ったとしたら、同僚には普段とのギャップがありますが、客先にはいたって普通の話です。

逆に言うと、普段から自分の取った笑いは、どう笑いになったのか? フリは何になっているのか? を意識すると、初対面では何を言っていけないということがわかるでしょう。

笑って良いということを伝える

初めて会った人が面白いことを言っても、笑わないようにすることはありませんか?

例えば、電車で知らない人が面白いことを言っていても笑いを我慢するとか、怖い体育の先生がマヌケな失敗したけど、笑いを堪えるとか。
笑う側には、笑うと失礼という意識がある場合があります。怖そうな人の場合、笑ったら怒られるのではないか? と思って笑わない場合があります。

つまり、笑ってもいいというメッセージを聞く側に伝えないと、いくら面白くても笑ってくれない場合があるのです。

「笑いをとる前に、笑ってもらえる環境を作る」、これかなり重要です。

それをするためのテクニックは、言葉を使わない方法や、自分を知っている人を使う方法などありますが、詳しい話はまた別の機会に。

リスクの高い笑いを使わない

例えば、毒を使うのは、避けた方がいいです。
相手が、何が嫌いで、何に所属しているのかなんてわからないのですから。例えば、商品を毒づいたら、その商品を販売している会社の人だったというようなことがありうるからです。

初めての人から笑いを取る場合は、あるあるネタとか、自分の失敗談など無難な笑いを使うことを心がけた方がいいと思います。

最後に

初めての人から笑いを取るのは、使える笑いの技術も少なくなり、フリに時間がかかるので、知っている人から笑いを取るのより難しくなります。いかに短い時間に、沢山利用できるフリを作るなど、環境を作ることができるかが、笑いを取る人の技術かと思います。

芸人を目指す方へ

学校や家族など知っている人から笑いを取ることと、あなたを全く知らない、様々な笑いの嗜好を持つ、様々な人々から笑いを取ることの間には、大きなギャップがあります。
初めて舞台に立つ時に、そのあたりの壁にぶつかることがありますが、上記のようなことを再度意識すると何かが見えてくるかも知れません。


1月 12

笑いの分類で「縦の笑い」と「横の笑い」という考え方がある。

これは落語家の桂 文珍さんが、読売新聞にて語ったもの。

読売新聞(2008/1/5, 2面)より引用

縦の笑い

「縦の笑い」は、優越感から生じる「嘲笑」や権力の弱い者が強いものを皮肉る「風刺」。

バナナで滑る、毒などもそうでしょう。
アメリカは、よく大統領を毒づいたりするけど、日本ってあまりしないのはなぜだろう。

横の笑い

「横の笑い」は「あんたもやっぱりそうか」という仲間同士の共感です。

すぐに「あるあるネタ」が思いついたが、それ以外が思いつかない。

成熟した社会では「横の笑い」が増える。人間共通の弱さ、悪、ずるさを認めた上で「自らを笑う」。自分の姿を、もうひとりの自分が、離れた所から眺める。客観視する。

トークではよく使われると思いますが、これはちょっと良い具体例が思いつかなかったです。

これだけで笑いが全て分類できるとは思いませんが、わかりやすい分け方じゃないでしょうか。
ちょっと実際の笑いを作る際に利用しづらいですが、知っておくと良いこともあるんじゃないでしょうか。


1月 04

笑いの基本中の基本。笑わせているのか?笑われているのか?についてです。

お笑いを知っている人の中では、常識中の常識なのですが、普通の人では知らない人もかなり多いようなので、説明していきます。

まずどういう違いがあるのかを説明します。

笑わせている

自分の狙った通りに笑いを取っている状態。

笑われている

自分の意図とは違うところで、笑いが起きている状態。
天然の人や、素人の人がよくやる笑い。

笑われているように見せる笑いというのもあります。それは、笑われているのか、笑わせているのかという議論もあると思いますが、計算してやっていて、その通りに笑いが起きているなら、「笑わせている」だと思います。

基本的にプロの笑いより、素人の笑われる笑いの方が面白かったりします。
なぜそうなのか?あえて書かないので、考えてみて下さい。

よくプロの芸人の笑いと、素人の笑われている笑いを比較して、「こいつ(素人)の方が、面白いじゃねーか。」という素人な方がいますが、笑わせている笑いと、笑われている笑いを比較しているところで完全に間違っているので、そういう恥かしい発言をしないようご注意下さい。

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1月 03

笑いと取る時にリスク管理をすることで、よりすべらないようにする方法

笑いを取る行為をしていると、どんな人であっても必ずスベることがあります。これを最小限に抑えるために、スベるリスクを管理しようという考え方です。これを意識的にできるようになると、確実にスベることが少なくなります。

#僕は聞いたことがないので、ちゃんとまとめるのは、日本初かと思います。

今回は、その理論の概要のみを述べ、実際のやり方はまたの機会に述べます。

笑いのリスク管理の6つの方法

笑いの構成

よりスベらないように、そしてスベっても大丈夫 or 笑いをとれるように笑いを構成する。

ネタのテスト

先にネタが決まっている場合、そのネタのテストをする。そして、改善していく。

ターゲットの状況の把握

笑いを取る際の状況を判断する。
笑わせる対象は? 人数は? 初めての人? 年上? 下ネタはOKか? などなど。

笑わせる側の状況の把握

笑わせるために必要な現状の武器の確認と、適切な配置。
誰が振り、誰がボケ、誰がつっこみ、フォローするのか? その能力を持っているのは誰なのか?

笑いの中身

今の状況下での、リスクに見合った笑いを選択する。
通常、スベらないために最もリスクの少ない笑いを選択する。

スベった後

スベった後に、すべったことに気づかれないようにする or すぐに笑いを取ってプラスマイナス0にする。

以上のことをちゃんとすれば、スベることはほぼないでしょう。
ただ、プロでない人がこれを全てやってから笑いを取るという状況はほとんどないでしょうから、これらの中で利用できるものを全て使い、スベるリスクをコントロールすることが大切です。

もちろん、スベるリスクをあえて負うことで、大きな笑いを取りにいったり、何が受けるのかを調査をしたりすることもあります。うまく使い分けていきましょう。

上記の各項目の詳しい説明は、のちのちに書いていく予定です。